クッション性があるため足ざわりが柔らかいクッションフロア。
デザインも豊富でコストも魅力的なものが多く人気の床材ですが、実はそんなクッションフロアにもカビ問題があることをご存知でしょうか?
今回は、「クッションフロアの特性」と「カビが発生しやすい状況」、またクッションフロアを快適に使用できる方法をお伝えしたいと思います。
クッションフロアの特性
クッションフロアは、塩化ビニール樹脂といったプラスチックの一種からつくられています。
ですので、クッションフロア自体にカビの最大の原因である水分が浸透することは、基本的にはありません。
しかし、ビニール素材であるがゆえにクッションフロアの上や下に水分がある状態だと、その水分が閉じ込められ、結果カビが発生しやすくなるのです。
カビの発生しやすい状況と場所
次は、実際に「カビの発生しやすい状況」をみていきましょう。
(1)キッチンや洗面所など水回り
キッチンや洗面所などの水回りのクッションフロアの下は、特にカビが発生しやすい場所です。
カビが発生してしまう理由としては、湯気や身体や水道から垂れた水が、クッションフロアの端から下に侵入してしまうためです。
こうなってしまうと、なかなかカビの発生に気づけませんし、対処も難しくなってしまいます。
この点からは、クッションフロアを水回りに使用する際には角の処理が重要になってくるわけです。プロにはノウハウがありますが、個人でDIYする際には注意が必要となります。
また、クッションフロアの上であっても換気が滞りがちな場所や、角の部分にはカビが発生することがあります
(2)クッションフロアの上に何かを敷いている時
次は、クッションフロアの上に、カーペットや布団、置型のソファなどが覆いかぶさって、表面上に湿気がたまってしまうケースです。
このケースの場合は、下に水が入り込んでしまった場合に比べ、カビの発生に気づきやすく、掃除などの対処もしやすいです。
そのため、クッションフロアの上になにかを敷く場合は、こまめに掃除や換気を行うことを意識することで、カビの発生は防げるでしょう。
(3)そもそも、家(部屋)自体がカビやすい
・家の近くに湿地がある
・一階のお部屋
・風通し、日当たりなどが極端に悪い
など、クッションフロアの有無に関わらず、そもそもカビに優しい環境の場合は、発生しやすくなります。
まとめ
今回は、カビが発生しまう可能性がある「クッションフロアの特性」と「クッションフロアのカビが発生しやすい状況」についてお伝えしました。