カフェやショップで多く見られるようなダクトレール照明は、見た目のカッコよさとそのスタイリッシュな雰囲気から、最近では一般家庭にも広く普及するようになりました。夜のリビングに癒しの空間を演出するスポットライトや、ダイニングを華やかに彩りディナーをより一層引き立たせるペンダントライトなど、自由自在に操れるダクトレール照明は、より一層充実な生活をもたらしています。

ただ、ダクトレールの用途は照明器具の取り付けだけでは留まらないようで、ダクトレール用スピーカーや、フックを利用したつりさげ植物の設置、つりさげ棚の取り付けなど、今では様々なダクトレールの活用事例が見られます。そこでこの記事では、照明器具としての用途以外のダクトレール活用方法についてお伝えします。

照明だけではない！フックを取り入れたダクトレールの活用法！

ダクトレールの活用は実に多目的です。レールに備え付けの電気配線を利用してスピーカーを取り付けることもできますし、レールにフックを取り付けることで色々なものをつりさげることも可能です。

これらのうちよく見られようになったのが、ダクトレールを利用した観葉植物のレイアウトです。ダクトレール専用のフックにひっかけて、観葉植物をつりさげていきます。

ダクトレール用フックは一例として写真のような形状をしています。レールに差し込んで回転させることで、しっかりとレールに引っかかる仕組みです。

これを利用することで観葉植物などをつりさげることができ、お部屋の空間レイアウトをより一層幅広いものにしてくれます。もちろん、フックを2つ活用することで、簡単な小棚もつりさげることができます。また、ハンガーをフックにひっかければ、衣服もつりさげることができなど色々な用途が考えられます。

ただし、照明器具と同様にフックにも耐荷重上限がありますので注意が必要です。

例えば、耐荷重上限が5kgまでのフックは5kg以上の物をつりさげると、フックが壊れて物が落下するなどの事故につながりかねないので大変危険です。

また、ダクトレールにも荷重上限がありますから、レールの片側だけに荷重をかけすぎてしまうとレールが曲がって壊れてしまうこともあるので、荷重上限には気を付けるようにしましょう。

フックを活用しよう！つりさげラックでちょっとした棚も！

ダクトレール用フックは、耐荷重制限内であれば植物以外もつりさげることが可能です。

例えば、フック2つとチェーンを利用して簡単なつりさげラックを作ることができます。その上に植物を置いたり、小物を置いたりなどの空間レイアウトも考えられます。あるいは網目状のラックであれば、さらにその網目にフックをひっかけて色々なものをつるすレイアウトも可能です。

もちろん、荷重制限には気を付けたいところですが、このように様々なレイアウトを可能にしてくれるのがダクトレールの凄さです。キッチンに設置しているのであれば、軽いキッチン用品などはこれでつるすことができそうです。

天井だけでなく壁上に備え付けられたダクトレールなら、フックを付けることでさらに用途が広がります。植物以外にも、衣服類をつりさげることでちょっとした収納にも使えます。あるいは、キーホルダーとしての活用も考えられます。

あまりに重たいものはつるすことはできませんが、ちょっとした小物やインテリアなら、ダクトレールを利用することでお部屋空間を上手に活用することができるのも魅力の一つです。

照明器具以外にも使えるダクトレールの活用法

ダクトレールは照明器具取り付け用であるため、照明を優先して取り付けるのが一般的ですが、専用フックを使うことで照明器具の間に色々な小物をつるすことが可能になります。植物だけでなく、ハンガーをかければ衣服をつるすこともでき、とてもスタイリッシュな空間になります。

レイアウト次第では、お店にみられるような衣服類をつるす形の、モダン的な収納も考えられます。ただし、照明器具にも相当の重さがありますから、照明器具に加えお洋服にハンガーを合わせると荷重制限を超えてしまう可能性もあります。

ダクトレール専用フックを利用して空間をいかすことは、とてもスタイリッシュですが荷重制限には十分気を付けたいものです。 

まとめ

最近ではダクトレールに照明器具を取り付けるだけでなく、専用フックを利用して植物をつるしたり、小棚を設けたりといった空間活用術も注目されています。様々な活用方法が考えられるダクトレールは、ぜひリフォームの際にも積極的に検討したいものです。