洗面所の印象はディテールに大きく左右されます。中でも洗面タオル掛けは、毎日手に触れたり目にしたりするものですから、使いやすさやデザインにこだわって選びたいものです。
ここでは洗面所の印象をグッと良くする、洗面タオル掛けを紹介していきましょう。他にはないようなちょっと個性的な洗面タオル掛けを主に上げていきます。
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洗面タオル掛選びで最初に考えるべきことは?
洗面タオル掛けを選ぶという経験は、人生にそう何度もあるものではありません。住居を建てたり洗面所をリノベーションした時くらいですから、いざ選ぶとなると戸惑ってしまうものです。それでは、まず壁に穴を「あける」「あけない」の選択から始めましょう。
壁に穴をあけるタイプの洗面タオル掛け
壁に穴をあけることを選択した場合、洗面タオル掛けの選択はより慎重になるべきです。なぜなら気軽に付け替えることができません。役割や造りもシンプルで、壊れる可能性も少ないだけに、一生付き合う可能性が高いものです。これが壁に穴をあけるタイプの洗面タオル掛けです。
選ぶならやっぱり「バータイプ」
タオル掛けには、一本の棒のような「バータイプ」と、輪からなる「リングタイプ」の二種類がありますが、複数人で生活するならバータイプがおすすめです。複数枚数が掛かることになりますから、長さも考慮が必要です。
一生モノだけに堂々たるものを
ならば頑丈かつ堂々たる洗面タオル掛けを選ぶべきでしょう。たとえば経年劣化を起こしやすいプラスチックのパーツは避けて、金属製を選ぶとよいでしょう。
コーディネートを楽しみましょう
とはいえ空間の中で洗面タオル掛けだけが立派!というのでは洗面所全体の印象が悪くなってしまいます。考えるべきはコーディネート、洗面器などとメーカーをそろえるのは一つの方法です。
たとえば、国内メーカーのものにはない洗練されたサニタリー用品を手がける米「コーラー」社は、洗面タオル掛けもやはりカッコいいのです。コーディネートすることで、それぞれの魅力が一層引き立つことでしょう。
・シンプルなステンレス製
一生ものの洗面タオル掛けだけに丈夫さはもちろんのこと、大切にしたいのが飽きの来ないこと。シンプルなステンレス製のものはいかがでしょうか。サビとは無縁ですから耐久性は十分、タオル棚とのコーディネートも楽しめます。
・手作りならではの味!アイアン製
インダストリアル系など男前な洗面所を考えるなら、洗面タオル掛けもアイアン製にこだわるべきでしょう。写真は一つ一つアイアン職人が手作りしたものです。無骨ながらも暖かさも感じさせてくれる絶妙な造りになっています。
・直線だけが能ではない
タオルハンガー掛けで思い浮かぶのは横一文字のまっすぐなものですが、それだけではありません。検討したいのは洗面所のコーナーをいかしたL字のもの。デッドスペースをなくすことができますし、デザインもしゃれています。
・清潔感のある陶器がアクセント
取り付け部分に陶器を使ったタオルバーです。陶器の艶やかさが水回りのタイルとも相性が良く、上品な雰囲気が漂います。
・機能を詰め込んだオシャレタオルバー
アイアンの丸みを帯びたフォルムが優し気なタオルバーです。片側を開けたことでタオルを差し込みやすく、バーを二重にしたことでタオルが乾きやすいという、シンプルながらよく考えられたデザインです。
・収納付きで多機能なタオルバー
深さのあるトレーと一体になっているタオルバーです。洗面でよく使う小物を置いても便利ですが、観葉植物やアロマディフューザーを置いてもオシャレです。
壁に穴をあけないタイプの洗面タオル掛け
マグネット式がおススメ
可動式の洗面タオル掛けならば、マグネットで取り付けるタイプがおススメです。吸盤や両面テープのものと比べると、価格は張るというデメリットはあるものの、ルックスの良さが違います。デメリットを大きく上回るメリットがあります。
洗面所のパネル選びから要注意
マグネット式の洗面タオル掛けは、もちろんそれだけでは全く意味がありません。洗面所の壁にマグネットが付く必要がありますから、鉄板が仕込まれているメラミン化粧板やホーロー製パネル、マグネットが効くステンレス板などを選ぶ必要があります。
中でもおすすめは、マグネットが効くメラミン化粧板。デザインのバリエーションは十分とは言えないものの、複数のメーカーが手がけていますから、ある程度の選択ができるでしょう。多くに汚れが付きにくい加工が施されているのもうれしいです。
まとめ
一味違った洗面タオル掛けをご紹介してきましたが、デザインの選択が効くのは壁に穴をあけるタイプです。バリエーションが豊富ですから、こだわり派の方でもきっとお気に入りの一本が見つかることでしょう。
一方でデザインの選択という点で残念なのが穴をあけないタイプ、壁に用いるパネルだけでなく洗面タオル掛け自体のバリエーションも乏しいものとなっています。一方で、マグネット式のメリットも大きいのが悩ましいところです。
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