こんにちは。オシャレなリノベアイテムをこよなく愛する、編集部の福士です。
今回のピックアップアイテムは、プロが使用するオシャレ建材サイト「HAGS」から、オリジナル仕様の「トグルスイッチ」。どこかレトロで無骨なデザインと、パチンと弾く手応えが心地よいアイテムです。
そんなトグルスイッチの、オリジナリティを追求したデザイン開発秘話を、マテリアルワールド・堀部さんに伺いました。
スイッチにもデザインを。HAGSオリジナルのトグルスイッチ
例えば
家の顔、玄関ホールに。自分だけの場所、書斎に。お気に入りの洗面所に。
その空間に入る、一番最初のアクション「スイッチ」。
何気ない日常が、軽快な「パチン」という音から始まる、心地よい瞬間です。
オシャレへのこだわり、もう一歩先のデザインとは
これまで、トグルスイッチと言えば、工場などの機械のスイッチといったイメージでした。それが今や一般の住宅でも、「インダストリアルスタイルといえばトグルスイッチ」と言っていいほど、オシャレ建材として注目されています。
そもそも、住宅に使われるスイッチが、「トグルスイッチ」というだけでもオシャレが漂うところ。
さらに、トグルスイッチの中でも「他にはないデザインを」「どんな壁にもマッチするトグルスイッチを」と考えられたのが、このHAGSオリジナルなのだそうです。
プレートに隠された個性
こだわりの1つ目は、プレートです。一般的なプレートのフレームはカットした直線をそのまま活かした形状ですが、このプレートはフレームを面取り(角を削ること)し、角を均しているそうです。
他には見かけないデザインで、それがこのスイッチの個性となっています。よく見ると確かに面取りされているのがわかります。これは、京都の職人さんが手作業で作り上げているとのこと。
また、このプレートの質感、独特な風合いのユニクロメッキが採用されているのだそうです。
青みがかったシルバーが特徴で、光の具合によっても色味が変化しています。単体だととてもシンプルがゆえに少し寂しい印象もありますが、それが合わせる壁を選ばないポイントでもあるようです。
知る人ぞ知る「マイナスビス」
こだわりの2つ目はマイナスのビスです。
実は、「今、市販されているビスはプラスのものしかない」というのは、知る人ぞ知るコアな情報。
今や簡単に入手できないものだからこそ、オリジナリティが生まれるというわけです。
「HAGSオリジナル」に至る前に
もともと、ブラック(艶消し黒焼付塗装仕上げ)のトグルスイッチを作っていました。それをベースに今回のデザイン開発が行われたそうです。こちらも、先程ご紹介した京都の職人さんが手掛けたトグルスイッチ。商品名の「CLICK N34°」というのは、この職人さんの工場の緯度が34°であり、敬意を表して名付けたそうです。
こういった、作業する方々や、面取りやビスなどのデザインにこだわるというDNAがベースにあり、そこに新たにユニクロメッキを纏い、シンプルで直線的なトグルスイッチが生まれたというわけです。
他にはないデザインを
コストだけを考えたら、プレートの面取りはせずにそのまま真っすぐなほうが良い。マイナスのビスもまた然り。
しかし、堀部さんは「見える部分である以上はこだわりたい」という思いで、デザインにこだわってきたと言います。
実際、どんな壁に合うの?
このシンプルでオシャレなスイッチですが、実際どのような壁に合うのでしょうか?HAGSのショールームで4パターンの壁に合わせてみました。
まずは、ホワイト煉瓦の壁。
煉瓦の粗い表面とシルバーの固いテクスチャが見事にマッチしていますね。外のような中のような、そんなテイストに仕上げたいスタイルに合いそうです。
同じホワイトでも、木目の壁です。カリフォルニアスタイルや、ビーチ系のインテリアにも違和感なくマッチします。ホワイトとシルバーの相性の良さがうかがえます。
お次は、ブラックの壁。モノトーンや、シンプルスタイルのイメージになりますね。ゴールドのビスを入れたらまた印象が変わりそうです。
最後にナチュラルウッドパネルに合わせてみました。木のぬくもりと無骨なスイッチのコントラストが抜け感を演出し、オシャレさがUPしていますね。
ここまで4パターンの壁で合わせてみました。
トグルスイッチは、単体でみると個性的なスイッチですが、シンプルを追求したデザインで、今回あわせた壁はどれも違和感なくマッチしているのがわかります。
完成までかけた期間は、約1年
このデザインやラインナップを決めるまでに、実は約1年もかかったとのこと。
1口~6口まであるラインナップには、「ほしいところにほしいスイッチをつけることができるように」という思いが込められています。
まとめ
HAGSオリジナルのトグルスイッチ開発秘話、いかがでしたでしょうか?こちらは、HAGSショールームでも実際に見て触ることができます。
合わせる壁でも印象がかわるので、色々試して、お好みのスタイルを見つけてみてください。