洗面化粧台は、浴室などの水回りに隣接していることがほとんどです。洗顔や髪形のセットなど、毎日使用する場所のひとつなので、できればおしゃれで使い勝手のよい洗面台を設置したいものですよね。

そこで今回は、洗面化粧台のひとつ、ユニット洗面台について詳しくまとめました。ユニット洗面台の基本情報やメリットとデメリット、設置にかかる費用について紹介しています。洗面化粧台のリフォームに興味のある方は、この記事を参考にしてください。

ユニット洗面台の基本情報

ユニット洗面台は、洗面ボウルにアンダーキャビネットに鏡の付いた収納スペースを一体に組み合わせた洗面化粧台です。使い勝手の良さと価格を重視しており、予算に合わせて用意されたデザインを選びます。

以前は選択できるデザインが限られていましたが、最近ではさまざまなデザインから選ぶことができます。間口サイズを60cm・75cm・90cmなどの中から選ぶことが可能ですし、大型ボウルのユニット洗面台も販売されています。

また、シャワーヘッドが取り付けてあるもの、洗面ボウルの下に足が入るようになっているタイプのものも。家族構成や使用目的に合わせてユニット洗面台を選ぶことも可能です。

システム洗面台とは
洗面化粧台には、ユニット洗面台のほかに洗面化粧台があります。システム洗面台とは、洗面ボウルや水栓カウンターなどを自分の好きなように組み合わせることができる洗面化粧台です。洗面室の大きさに合わせて、自由にサイズを変えることができるといった特徴があります。

（参照：洗面台（洗面化粧台）の最適なサイズ（寸法）とその選び方とは？）

ユニット洗面台のメリット

ユニット洗面台のメリットとして、以下の4つが挙げられます。洗面化粧台を選ぶときの参考にしてみてください。

システム洗面台よりもリーズナブル
ユニット洗面台のメリットのひとつは、価格の安さです。システム洗面台は、自分の好きなデザインにできる一方で、費用が高額になることがあります。システム洗面台なら、ハイグレードのタイプでも25万円以下に抑えることができます。

お手入れが簡単
ユニット洗面台は、洗面ボウルと周囲のカウンターが一体になっているので、掃除がしやすくなっています。洗面ボウルは水ハネしにくい設計になっており、子どものいる家庭でも使いやすいでしょう。

収納スペースが多い
ユニット洗面台には、収納スペースもあります。石けんやひげそり、歯磨き粉や歯ブラシ、タオル類などを収納できるようになっています。ユニット洗面台の中には、収納スペースつきの鏡の脇にコンセントを設置したものもあり、電動歯ブラシやシェーバーなども使用できて便利です。

メーカーの保証がある
ユニット洗面台には、1～2年のメーカー保証が付いています。洗面化粧台は毎日使うものなので、万が一のときにも無料の部品交換などの保証が付いていると安心です。

ユニット洗面台のデメリット

ユニット洗面台にはデメリットもあるので注意が必要です。おもなデメリットとして以下の2つが挙げられるので、覚えておきましょう。

オリジナル感がない
ユニット洗面台のデメリットのひとつは、オリジナル感がないことです。最近では、ラインアップも充実していますが、基本的には決まったパターンの中から選択しなければなりません。
気に入ったデザインのものが見つかれば良いですが、気に入ったものが見つからない場合、多少は妥協しなければならないこともあります。

特殊な間取りに対応していない
ときに洗面所が極端に狭かったり、洗面所の間取りが複雑だったりする場合があります。ユニット洗面台は奥行きや幅が決まっているので、そういった特殊な間取りには対応が難しいことがあります。

ユニット洗面台の交換費用

ユニット洗面台を交換する場合の費用は以下のとおりです。

最低限の機能ならば、10万円前後で購入ができます。一方、家族が多い場合には、使いやすさなども考えて、ミドルグレード以上のグレードを選ぶとよいでしょう。

ユニット洗面台を交換する場合の費用は以下のとおりです。

ユニット洗面台と一緒に洗濯機の位置を変更するときには、洗濯機パン設置の費用がかかります。

（参照：【プロが教える】洗面台の交換費用はいくら？、洗面台交換・洗面脱衣所リフォームの費用相場や施工事例、業者の口コミを大公開！）

まとめ

ユニット洗面台とは、洗面ボウルや鏡の付いた収納スペースなどが一体となった洗面化粧台です。ユニット洗面台には、システム洗面台よりもリーズナブル、お手入れが簡単といったメリットがあります。

一方で、オリジナル感がない、特殊な間取りに対応していないといったデメリットがあります。慎重に検討しながら、自分に合ったユニット洗面台を選びましょう。