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「ホルムアルデヒド」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「ホルムアルデヒド」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集033

■ホルムアルデヒド

「ホルムアルデヒド」とは、シックハウス症候群の原因物質のひとつであり、家具や建築資材、壁紙を貼るための接着剤などに含まれている化学物質のひとつです。

各辞書・辞典からの解説

「ホルムアルデヒド」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「ホルムアルデヒド」とは、「刺激臭のある無色の気体」のことです。メチルアルコールを酸化して得られる気体で、「水によく溶ける」特徴があり、ホルムアルデヒド40%程度の水溶液のことを「ホルマリン」と呼んでいます。シックハウス症候群の原因となり、「人体に対する毒性が強く、のどや目の炎症を引き起こします」。現在、「居室の建材での使用には制限」が設けられています。

(2)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「ホルムアルデヒド」とは、「最も簡単なアルデヒド」と説明されています。「刺激臭の強い気体で、化学式がHCHO」であると補足があります。

(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ホルムアルデヒド」とは、以下のような文章で説明がされています。
「有機化合物のうち、最も簡単なアルデヒドのひとつ。毒性は強い。接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、安価なために建材に広く用いられている。建材から空気中に放出されることがあり、低濃度でも人体に悪影響を及ぼす、いわゆるシックハウス症候群の原因物質の一つとして知られている。」とあります。


(1)〜(3)と合わせてみると、「ホルムアルデヒド」とは「刺激臭のある無色の気体」であり、「シックハウス症候群の原因物質」であることがおわかり頂けたと思います。