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家のリフォームとは?リフォームのタイミングや費用について解説

家のリフォームとは?リフォームのタイミングや費用について解説

愛着のある一戸建てをリフォームして、いつまでも長く住み続けたいと考える方は多いのではないでしょうか。そのようなときに気になる点のひとつが、リフォームの時期です。

今回は、家のリフォームに関しての目安となるタイミングを中心にご紹介します。さらに、家をリフォームした際の費用についてもまとめました。リフォームを計画している人は、この記事を一読してください。
 

時間の経過と共に劣化する家のリフォームを考える

家のリフォームとは?リフォームのタイミングや費用について解説

家は年月が経過すると徐々に劣化することは避けられないこと。そのため、適切なメンテナンスやリフォームを視野に入れておくことが重要と言われます。

また、築年数が経過した家については、新築程度の状態にまで戻すリフォームも含めて検討した方がよいでしょう。リフォームを検討するときに注意しておきたいことは、リフォームの時期です。「いつかやれば大丈夫」と考えて放っておくと、リフォームの段階でかなりの出費がかかることも。そのため、修繕範囲が小さいときにリフォームしておくことが大切と言われます。
 

家のリフォームタイミングはいつ?

家をリフォームするのに最適なタイミングは、個々の家の状況によって異なります。目安となるのは、家の資材や設備のメンテナンス時期とされます。資材や設備には寿命があります。そのため、寿命を把握しておくことでリフォームのタイミングを知ることもできるでしょう。
 

家の屋根リフォーム

屋根のリフォームのタイミングは10~20年とされます。できれば塗装工事を10年ごとに行うことで、屋根をきれいな状態に保つことができるでしょう。
(参考:そうだったのか、外壁塗装が「築10年」と言われる理由

屋根は、見た目よりも劣化が進んでいることもあるので注意が必要です。毎日、雨や風、砂ぼこりや太陽の紫外線にさらされており、雨漏りやヒビ割れなどのトラブルが起きていることもあり得ます。そのため、大きな問題が起きていない場合でも、10年を目安に塗装リフォームするとよいでしょう。さらに、20年ほど経過した場合には葺き替えを含めて検討することをおすすめします。


外壁のリフォームも一緒に行う

屋根のリフォームを行うときは、外壁のリフォームを一緒に行うのがおすすめです。

屋根のリフォームのときでも外壁のリフォームのときでも足場を組み立てて作業します。足場代は、家の大きさや依頼する業者にもよりますが、1回あたり10~20万円かかると言われます。屋根と外壁を一緒にリフォームすると、足場代の節約ができます。加えて、屋根の外壁のリフォームをひとつの業者に依頼することで、時間や手間を減らすことも可能でしょう。
 

家の水回りリフォーム

家のリフォームとは?リフォームのタイミングや費用について解説

キッチンや浴室のリフォームは、10~20年がおすすめと言われます。

特に浴室は、湿気によるダメージを受けやすいので注意が必要でしょう。また、浴室の壁にヒビ割れができている場合は、水が壁の隙間に入り込み、壁を腐食させてしまう危険性もあります。そのため、浴室は壁を中心にこまめにチェックしておきましょう。


キッチンはこまめに掃除することも大切

キッチンは、水に加えて油や火を使用する場所です。シンクやコンロなどは、油汚れが原因で劣化している恐れがあります。配水管についても、油が原因で詰まる可能性があるので注意しましょう。こまめに掃除するようにして、清潔な状態を保つことは大切です。


水回りは年数が経つと本体交換を含めてリフォームを検討する必要が生じる場合もあります。さらに、劣化が大きい場合には、例えば、キッチンや浴室全体のリフォーム検討も必要になるかもしれません。

家の中で気になる壁紙やフローリングリフォーム

家のリフォームとは?リフォームのタイミングや費用について解説

一般的に、壁紙は10年ごと、フローリングについては10~15年でリフォームするのがベターと言われます。
(参考:いつが最適な時期?リフォームタイミングの考え方
壁紙は、乾燥や湿気によって膨張したり伸縮したりします。また、太陽光やタバコによって変色することもあります。そのため、壁紙がはがれたり、変色したときはリフォームを検討しましょう。

フローリングに関しても、壁紙と同じように太陽光で変色します。また、カーペットなどを敷いているとカビが生えることもあるので注意が必要でしょう。汚れが目立つようになったときには、リフォームの検討をおすすめします。
 

築年数で見る家リフォームの相場

以下は、あるリフォーム会社で集計した築年数別のリフォーム費用の平均額です。

築年数
1~5年   約30万円
6~10年  約80万円
11~20年 約160万円
21~30年 約170万円
30年以上  約240万円

5年までは修繕工事よりも新たに設備などを付け足す工事が多い傾向です。それ以降は、修繕やリフォームが増えていくと報告されています。

家の寿命は30年といわれています。そのため、30年以上経過した家については、費用も高額になってしまうと覚えておきましょう。
 

リフォーム業者に依頼する前に。家の状況を知ろう

リフォームを業者に依頼する前に、まず、家の状況を把握しておくようにしましょう。実際に暮らす家族が感じる不具合を明らかにすることで、どの部分のリフォームを優先的に行うべきかが整理ができるでしょう。

特に、天候や環境の影響を受けやすい屋根や外壁については、劣化の進行が進んでいることもあるので、事前にチェックすることは大切です。
 

まとめ

家のリフォームのタイミングは、それぞれのご家族の状況や環境などの要素で違いがあると言われます。屋根や外壁、そして水回り等の家の部分によっても劣化の進行は異なるので、こまめにチェックしておくようにしましょう。

家のリフォームの費用は、築年数によっても異なります。築年数が経つとリフォーム費用もかさんでしまうことがあり得るので、どの部分のリフォームを優先すべきかを確認してから取り組むことが大切とご理解ください。

参考
水回りの移動リフォームにかかる費用は?
いつが最適な時期?リフォームタイミングの考え方
マンションのリフォーム費用の相場は?キッチン・トイレなど全費用を公開!
戸建てリフォームまでの時期目安
リフォームの費用や価格の相場は?一挙紹介します!
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