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書斎・ワークスペースにカウンターデスク。設置のポイントをご紹介

1人でゆったりと落ち着ける部屋と聞くと、書斎やワークスペースを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。自宅に自分だけの部屋があれば、仕事や趣味などに打ち込みやすくなるでしょう。

書斎やワークスペースを作るにはデスクやチェアが欠かせませんが、壁に取り付けるカウンターデスクを取り入れる方も増えているようです。

この記事では、カウンターデスクの魅力や注意点について詳しく解説します。参考例も紹介していますので、書斎やワークスペースの設置を考えている方は参考にしてください。

カウンターデスクの魅力

カウンターデスクはスッキリとした部屋にしたい方や、仕事をする場所として使用する方におすすめです。ここでは、カウンターデスクの3つの魅力について紹介します。

掃除がしやすい

カウンターデスクの特徴のひとつに、脚がないことが挙げられます。通常のテーブルには脚が付いており、掃除の際には脚に注意しながらホコリやゴミを取り除かなければなりません。設置の方法によっては、掃除のたびにデスクを移動させる必要もあります。

カウンターデスクは壁に直接固定します。脚が付いていないので、スムーズに掃除機をかけられるでしょう。スッキリとした状態を保ちやすいので、作業にも集中できます。

広いスペースを必要としない

書斎やワークスペースを作るときには、デスク、チェア、収納棚などの家具を設置します。レイアウトによっては、広いスペースを必要とする場合もあります。

カウンターデスクは壁に直接固定するので、広いスペースも必要としません。家の中のデッドスペースを活用して取り付けることも可能です。

集中力を高めやすい

壁に向かって作業をすると、視野が広がりにくいので集中力を高めやすいでしょう。窓の近くにカウンターデスクを設置すれば、風の通り道ができリラックスした気分を味わえるスペースにもなります。

カウンターデスクは通常のデスクに比べると、横長に作られています。パソコン、プリンター、書類などを天板におけるので作業もしやすいでしょう。

最近では新型コロナウイルス感染症の広がりによって、自宅でテレワークを行う方も増えています。カウンターデスクなら集中力を高めやすいので仕事もはかどるかもしれません。

カウンターデスクの注意点

カウンターデスクにはレイアウトが難しいことや、部屋の模様替えがしにくいなどのデメリットもあるので、取り付ける前には十分な検討が必要とされます。ここでは、カウンターデスク取り付ける際の注意点を2つ紹介します。

壁面への家具の設置が難しい

カウンターデスクを設置すると、その箇所の壁面には家具を取り付けられません。特にカウンターデスクを寝室やリビングに設置する場合は、クローゼットやソファなどの家具のレイアウトに注意しましょう。

部屋のレイアウトの変更が難しい

リフォームやリノベーションでカウンターデスクを壁に取り付けた場合、一度設置してしまうと変更が難しくなるでしょう。

事情によってカウンターデスクを取り外すときは、手間や費用がかかるおそれもあります。カウンターデスクを取り付ける際には、メリットだけではなくデメリットも考慮してから決めましょう。

カウンターデスクを設置する際のポイント

使い勝手のよい空間にするには、デスクの高さと奥行きを押さえておきましょう。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

高さ

カウンターデスクは一度取り付けると変更が難しいので、高さは慎重に決めましょう。一般的なデスクの高さは70cmと言われていますが、身長の低い方には高すぎる場合もあるので気を付けてください。

高すぎるデスクを使用した結果、肩や腰に負担がかかり、肩こりや腰痛などの症状が出たという話もよく耳にします。自分の使いやすいデスクの高さを確認して、作業に集中できる空間を作りましょう。

(参考:Bauhüte「机の高さと椅子の座面の高さの関連性」)

奥行き

ドリンクを飲みながらリラックスする場所として用いる場合には、奥行きが30cmでもよいでしょう。ただし、快適に作業をする場所として使う場合は50cmの奥行きは確保したいもの。パソコンやプリンターを使用する方は、前もって設置場所を決めておくとよいでしょう。

(参考:Reco.BLOG「注文住宅でカウンターテーブルを作り付けるために押えたい4つのポイント」)

カウンターデスクの参考例

カウンターデスクを使って書斎やワークスペースを作りたいものの、レイアウトに悩む方もいるのではないでしょうか。ここでは、おすすめのレイアウトを2つ紹介しますので参考にしてください。

上部に収納棚を取り付けて機能性を高める

1つ目は、引き出しの付いたカウンターデスクを設置した参考例です。テーブル、チェア、収納棚の素材を統一して、木の温かみも感じる空間ですね。デスクの上に収納棚を設置しており、書類や本などを片付けるスペースも確保しています。

足元にスペースを設けて隠す収納をする

2つ目は、天板の下に収納スペースを設置した参考例です。2階の廊下に設置され、開放的な空間にもなっています。収納スペースを足元に作り、さまざまな本や書類を整理できるように設計されている点にも注目です。

まとめ

カウンターデスクには掃除がしやすい、集中力を高めやすいというメリットもあり、書斎やワークスペースとして利用する際にも便利です。設置をお考えの方は、高さや奥行きを慎重に決めることをおすすめします。

ただし、カウンターデスクを取り付けると、家具を置くスペースが狭まると承知した上で計画しましょう。メリットとデメリットを比較しながら、自分に合ったカウンターデスクを設置してください。