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「ヤング係数(やんぐけいすう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「ヤング係数(やんぐけいすう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集


誰でもわかるリノベ用語集282

■ヤング係数(やんぐけいすう)

「ヤング係数」とは、材料の固さを数値化したもので弾性率ともいいます。ヤング係数が大きいと材料が固いことが分かり、小さいと材料が柔らかいことが分かります。建築ではヤング係数を測ることで、建築に使用する木材や鋼、コンクリートやアルミなどの固さが分かるのです。なお、ヤング係数のことを「ヤング率」と表記していることもあります。

各辞書・辞典からの解説

「ヤング係数」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「ヤング係数」とは、弾性率の一。細い棒を引き伸ばしたときの引っ張り応力と、単位長さ当たりの物質の伸びとの比。T=ヤングが導入。伸び弾性率。縦弾性係数。縦弾性率。」となっています。

(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「ヤング係数」とは、イギリスの学者T=ヤングの発見した固体の弾性率の一種。一様な太さの棒の一端を固定し、他端に軸方向の力を加えた場合、棒の断面に働く力の大きさは、棒の単位長さあたりの伸びまたは縮みの量に比例する。この比例定数をいう。」となっています。

(1)〜(2)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「ヤング係数」とは、「弾性率」のことであるとおわかり頂けたと思います。