誰でもわかるリノベ用語集002

■リフォーム

「リフォーム」とは、古くなった家を部分的に新築時の状態に戻すことです。賃貸マンションの原状回復も「リフォーム」になります。マイナスになっている状況を０に戻すということです。
「リノベーション」と混同されがちですが、「リノベーション」は、家を刷新することなので、マイナスを０からプラスにまで一気に持っていく大規模改修を指します。
なお「リフォーム」は、英語でいうと「Reform」です。日本語に訳すと「改良」となります。

各辞書・時点からの解説

「リノベーション」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

（１）「大辞林 第三版」より

「大辞林 第三版」において「リフォーム」とは、１つ目の意味が「改正、改革、改良、改善」。２つ目の意味が「作り直すこと、洋服の仕立て直し、建物の改築」となっています。
つまり、古くなってしまったものを良くする（元に戻す）ということになります。

（２）「精選版 日本国語大辞典の」より

「手を入れて改良すること。作り直すこと。多く、洋服の仕立直し、建物の改装などにいう。」
（１）（２）と合わせてみると、「改良」つまり「改めて良くすること」であることがわかります。

「リフォーム」は「リノベーション」よりも範囲が狭く、各部屋など特定の場所を原状回復したり、良くしたりすることになります。
しかし、日本においては実際は「リノベーション」であっても「リフォーム」という言葉を使用している方が多く、業者もそれを使用している場合もあります。
要するに混同されています。
正しくはここまで記した通りですが、市場では混同されているので「リノベーション」「リフォーム」それぞれを行おうと検討した場合は双方の言葉から情報収集を行うと良いでしょう。


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