座の高いハイチェアは、別名カウンターチェアとも言われます。
バーやクラブなどによく使われ、オシャレな雰囲気を演出できます。カウンターチェアの本領は、座の高さを利用して、立っている人と目線を合わせることです。一般的な椅子では、腰掛けるとどうしても目線の高さが異なってきますが、ハイチェアなら互いの目線の高さを合わせることができます。
住まいの中に取り込めば、カウンター越しに高低差のある場所や、バーカウンターなどにあわせて、オシャレな雰囲気を演出できます。
今回はそんなハイチェアの魅力を紹介します。
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ハイチェアとは?
ハイチェアとは、キッチンやバーカウンターなどに合う、座面の高い椅子のことを言います。
カウンターチェアと呼ばれることも多く、脚は1本足・多数足などあります。素材は木製やスチール製、カウンターのスペースに収まるように作られているので、座面の面積は小さ目で、背もたれは無いか、あっても低めに作られています。
代表的なハイチェアを知ろう
・Tabouret Haut(タブレ オウ) Vitra(ヴィトラ)
ジャン・プルーヴェによってデザインされた「タブレ オウ」。
背もたれやひじ掛けの無いシンプルな「ハイスツール」タイプです。木調の座面・脚とスチールリングの足置きを組み合わせたシンプルな見た目が特徴的です。
バーやカフェ風のインテリアによく合う商品です。
ハリー・ベルトイアがデザインした、背もたれ付きのカウンターハイスツールです。スチールワイヤーで構成され、透明感のある見た目が特徴的です。
見た目の割に丈夫で、耐久性も高く作られております。スタイリッシュで洗練されたキッチンにおすすめです。
・Bombo Stool(ボンボ スツール) MAGIS(マジス)
ボンボとは、スペイン語で大太鼓の意味を持ちます。独特の丸みをおびた座面のデザインが印象的なハイスツールです。ガスピストンにより座面高さの調整が可能なため、カウンターの高さを選びません。
近未来的なインテリアに合う商品です。
ハイチェアの役割、使い方
使う場所が固定されるダイニングチェアーとは異なり、ハイチェアの多くは軽量で、移動しやすいものが多いです。
例えば昼間はワークカウンターでリモートワーク用に利用し、夜はキッチンカウンターでお酒や食事を楽しむ用途で利用してもよいです。
ハイチェアは、座面が小さめで高い位置にあるので、頻繁に立ったり座ったりする場面でも使いやすいです。お料理など家事をする場面や、友人を呼んでホームパーティーを行う際にも活躍します。
ハイチェアの効果的な使い方
ハイチェアはくつろぐためだけでなく、作業用としても活躍します。
例えば、キャスター付きのものや折り畳み式のハイチェアですと、キッチンに移動させて座りながら野菜の皮をむいたり、座面にボウルを仮置きしたり、ちょっとした作業用としても利用ができます。
お料理の合間に軽い休憩がしたい時も、いちいちソファやダイニングまで移動する必要がなくなります。特に料理が好きで、長時間立ちっぱなしのことが多い方には、うれしいアイテムです。
お部屋のインテリアのアクセントとしても、大きな効果が期待できます。必ずしも数脚そろえる必要はなく、1脚だけ置いても十分インテリアのアクセントになるでしょう。
ハイチェアを採用するポイント
ハイチェアのデザインによって、インテリアの雰囲気ががらりと変わります。
北欧インテリアにはナチュラルな木製脚のハイチェアを、アンティークなカフェ風インテリアにはスチール製脚のハイチェアを選ぶなど、相性も大事です。
食事スペースで利用する場合は、お手入れのしやすい素材がむいています。座面はレザーや布製よりも、プラスチック製のように水拭きがしやすい素材がよいでしょう。
ハイチェアを購入する際は、座面高さの確認がとても大事です。カウンターと座面との間が25cm~30cm空く商品を選択しましょう。もしいろいろな場所で利用する計画があったり、お子様の成長に合わせて使用したりしたい場合は、高さを調整できるハイチェアがおすすめです。
(参考文献:和田浩一「世界で一番やさしい家具設計」エクスナレッジ)
オススメのハイチェア
北海道旭川家具メーカーの匠工芸の商品です。森の中で見つけたキノコのようなかわいさとあたたかさがあり、カラフルな座面がインテリアに彩りを加えます。
上品な白さを持ち、細くすらっと伸びたアッシュ材の脚が印象的です。軽量なので、パウダールームやキッチンに運んでちょっとした腰掛けにも使えます。
複数のスツールを重ねてコンパクトに収納できるところも魅力的です。
イタリアのブランドlapalmaのハイスツールです。日本人デザイナー安積夫妻の作品です。1枚の紙を折り曲げたような美しい形状の背もたれが特徴的です。
自然と体にフィットし、心地良く座ることができます。オークの座面とステンレス製スチールがナチュラルモダンな印象を与え、どんなインテリアにもなじみます。
・SERIES 7 FRITZ HANSEN ( フリッツ・ハンセン)
アルネ・ヤコブセンによりデザインされ、世界で売れ続けているセブンチェアのハイスツールタイプ。
木のしなりを考慮して設計されたセブンチェアは自然と体にフィットし、だれもが座り心地の良さを感じます。
女性が片手で持ち運びができるほど軽いことも魅力の一つです。カーブした座面と細いクローム脚が美しく、どこに置いても存在感を出してくれるお気に入りの家具となるでしょう。
まとめ
ハイチェアによって、これまでになかった新鮮な目線で家族や友人と会話ができたり、新しい生活スタイルを発見できたりする可能性があります。
お家で過ごす時間をより快適なものするために、ハイチェアは重要なアイテムの一つとなるでしょう。
ハイチェアは、種類も豊富で、様々な場所で使用ができるものです。用途によって素材や機能性など、選ぶポイントも変わります。
インテリアとの相性も考慮し、理想の生活スタイルに適した好みのハイチェアを選びましょう。
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