リビングは家族が集まる憩いの場とも言える空間。こだわりを持ったレイアウトにしたいと考える方も多いようです。例えば10畳のリビングの場合、ヒントになるおすすめのレイアウトはないかと、お探しの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、10畳リビングのレイアウトを検討する際のポイントとおすすめの事例をご紹介します。一読すれば具体的なレイアウトが分かるので、快適なリビングにリフォームできるでしょう。
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10畳はどのくらいの広さ?
10畳のリビングのレイアウトを考える際には、まずはじめに10畳の広さを把握しておきましょう。10畳を平米数に直すと16.2m2です。具体的には縦が3.6m、横が4.5mの広さをイメージしてください。
不動産会社の間取り図は公正競争規約施行規則により、1畳=1.62m2と定められています。そのため、マンションでは1畳を1.62m2で表記していますが、戸建ての場合は畳のサイズによって変わることがあるので注意しましょう。
例えば関西地方の住宅の中には京間が用いられていることもあり、1畳を1.82m2で計算している場合があります。また、関東地方では江戸間の住宅がありますが、この場合の1畳は1.55m2です。10畳と記載している場合、通常のマンションでは16.2m2ですが、京間では18.2m2になり広く感じますし、江戸間では15.5m2と狭く感じるでしょう。
部屋の形や日当たりで広さの感じ方は異なる
間取り図に10畳と記載されている場合でも、部屋の形によって広さの感じ方が異なる場合があります。一般的に、同じ面積でも幅が広い長方形の方が正方形の部屋よりもひとめ見た時の印象が、広く感じると言われます。
また、日当たりによっても広さの感じ方は異なります。例えばリビングの中には、たくさんの窓がある間取り、小さな窓のみを設置している間取り、掃き出し窓がある間取り、腰掛け窓のみを設置した間取りなどがあります。これらの窓のうち、最も広く感じるのは掃き出し窓の付いたリビングでしょう。
大きな窓を設置していると視覚的な広がりがあり、より大きな空間に思えます。また、窓があれば設置するインテリアが減るので部屋を広く使うように意識するでしょう。日当たりのいいリビングの方が部屋は明るくなるので、居心地のよい部屋にアレンジしやすいようです。
10畳のリビングを有効に活用するためのポイント
10畳のリビングは、工夫次第でより快適なスペースに変えるアレンジも可能です。ここでは、10畳のリビングを有効に活用するためのポイントを3つ紹介します。
インテリアを背の低いもので統一する
部屋を広く見せたい方は、背の低いインテリアで統一しましょう。目線の高い位置にインテリアがあると圧迫感を感じ、一方、目線を低い位置に設置すると開放感が得られるでしょう。
リビングにテレビを設置する方は、高さが30cm前後のテレビ台がおすすめです。テレビで空間が遮られるような感覚を避けることもできます。
動線を確保したレイアウトにする
動線とは日常の生活において、建物内を人が移動する経路を線で表したものです。居住者の行動パターンに合わせてインテリアを配置すると、快適な空間に変えられるでしょう。
例えば、部屋の広さに合ったサイズのインテリアを選べば、動線を確保できるので移動しやすいレイアウトにもなります。また、リビングに通り道を設けると、使い勝手がより向上します。
ソファの配置に注意する
リビングにソファを配置する方も多いですが、配置に気を使うとさらに快適な部屋に変えられるでしょう。
例えば、壁に合わせてL字型にソファを配置すると部屋を広く使えます。一方で、ソファを部屋の中央に置くと、狭いスペースと感じてしまうことも。さらに、ソファの配色を壁やテーブルに合わせると色のバランスが保たれるので、配慮したい点と言われます。
快適なリビングにするレイアウトの例
リビングのリフォームやリノベーションをしたいものの、どのようなレイアウトがよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、快適なリビングにするレイアウトを2つ紹介します。
観葉植物で部屋を華やかにする
部屋に観葉植物を置くことで、リビングがさらに気持ちのよい空間になりました。十分な日の光が部屋に差し込むようにインテリアを配置しており、シンプルながら快適性もあるリビングです。
・参考:リノベ不動産 グリーンと暮らす
コンパクトなソファとテーブルで爽やかな雰囲気のリビングに
コンパクトなソファとテーブルを設置して、部屋の動線を確保しています。天井にはシーリングライトを設置しており、柔らかな光が部屋を包み込むでしょう。キッチンカウンターの横にはダイニングテーブルを置き、食事する場所とリラックスする場所を同時に確保しています。
・参考:リノベ不動産 まるでカルフォルニア
まとめ
10畳リビングのレイアウトを考えるときには、1畳あたりの広さをチェックしましょう。地域によって異なりますが、一般的なマンションの1畳は16.2m2です。部屋の形によっても部屋の広さの感じ方は異なり、正方形よりも長方形のリビングの方が広く感じると言われます。
さらにリビングのレイアウトを考えるときには、インテリアアイテムのサイズや配置にも注意しましょう。動線を意識ながら、目線を低くするインテリアを設置すると、より快適な部屋にアレンジできるのでおすすめです。
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