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リビング照明に必要な明るさとは。設置で注意すべきポイント4つを解説

家族が集まるリビングでは照明選びも重要です。しかし、照明を取り付けたものの「部屋が暗くなってしまった」、「光が部屋全体に行き渡らなくなった」という経験をした方もいるのではないでしょうか。この記事ではリビングのLED照明に必要な明るさについて解説します。また、設置の際に注意すべき4つのポイントもまとめました。一読すれば照明の正しい選び方が分かり、リビングを快適な状態にできるでしょう。

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リビングに適した明るさ

リビングの照明は、畳数に応じて明るさを選ぶことが有効と言われます。照明にはルーメン(lm)という単位を用いており、ルーメンの数値が大きいと部屋を明るく照らせます。

一般社団法人日本照明工業会の「LED照明器具の適用畳数について」によると、ルーメンの数値と適用畳数の関係は以下の通りです。なお、白熱電球についてはルーメンではなくワット(W)の表記です。ただし、ワットは明るさではなく光源が消費している電力を表しています。白熱電球を購入するときは、以下の比較表を参照して必要なワット数の目安を確認しましょう。

参考:照明器具と電球形LEDランプとの関係 明るさについて

例えば100Wの照明ならば、1,520lmの明るさに相当します。照明を設置する際には、LED電球と白熱電球のどちらを使うのかを決めておきましょう。

リビングに照明を付けるときに注意すべきこと

リビングに照明を付けるときは、照明の明るさだけではなく照明の形状や設置方法にも注意しましょう。ここでは、リビングに照明を付けるときに注意すべき4つのポイントを詳しく紹介します。

照明器具の形状

同じルーメンの照明器具を設置してしても、器具の形状によって明るさは異なって感じます。シェードが付いた照明器具は照射範囲が狭まるので、部屋が暗く感じるでしょう。一方で、電球がむき出しの照明器具は照射範囲が広いので部屋を明るく照らせます。シェードが付いている照明器具の中には、光を通すタイプもあります。照明器具を選ぶときには、照射範囲を確認しましょう。

壁紙やインテリアの色

照明の明るさはリビングの壁紙や、設置するインテリアによっても影響されます。白い壁紙や白いインテリアは、光を反射するので部屋を明るく照らせます。反対に、黒い壁紙や黒いインテリアは光を吸収するので、部屋が暗く感じるでしょう。

光色

照明に使用する電球にはさまざまな光色があります。主な光色と特徴は以下の通りです。

昼光色は上記の中で最も明るい色ですが、脳が覚醒しやすくリビングなどのリラックスしたい部屋には不向きでしょう。電球色や昼白色の電球を使用すると、落ち着きのある部屋にもできます。最近は、光量や電球の色を調節できる照明器具が販売されています。昼間は昼光色、夜は電球色のように使い分けると、目的や用途に合った明るさを演出できるでしょう。

補助照明の利用

リビングを明るくしたい方は、補助照明の設置もおすすめです。スタンドライトを取り付ければ、リラックスできる空間も作れますし、ペンダントライトを設置すると一部分のみを照らせるので、おしゃれな部屋を演出できるでしょう。また複数の補助照明を組み合わせると、補助照明だけでも十分な明るさが確保されます。ソファやサイドテーブルなどに補助照明を取り付けて、居心地のよい空間にアレンジしましょう。

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まとめ

リビングの照明に必要な明るさは、部屋の広さによって異なります。LED照明を使用する方は、前もってルーメン(lm)の数値を確認しましょう。白熱電球を取り付ける方は、ルーメンの数値に照らし合わせてると必要なワット数(W)が分かります。リビングに照明を設置する場合は、照明器具の形状や使用する電球の色にも注意しましょう。また、壁紙やインテリアの色によっても感じる明るさが変わると言われます。光を吸収しやすい黒い壁紙やインテリアを使っている方は、ルーメンの数値が高い電球を使いましょう。4つのポイントを押さえて自分に合った照明を選ぶと、より居心地の良いリビングにアレンジできます。