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典型的な浴室リフォームの金額・相場とは?

 浴室は、大きく分けると、システムバス(ユニットバス)と在来工法の2つになります。

システムバスとは、工場であらかじめ造られた壁や床、バスタブなど一式を浴室内に組み立てるタイプで、現在の主流となっています。在来工法とは、タイル貼りの床にバスタブを据え付けるなどのタイプで、昔ながらの浴室の造り方です。

浴室リフォームの金額は、どちらのタイプの浴室から、どちらのタイプの浴室へリフォームするかによって大きく変わります。それぞれの浴室リフォームと相場についてみていきましょう。

 

 

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ユニットバスからユニットバスへのリフォームの相場

ユニットバスからユニットバスへのリフォームは、古いものを撤去して、新しいものを入れるという工事です。マンションの浴室のサイズは、コンパクトなものなら0.75坪、ユニットバスなら「1216(120×160cm)」ですが、これを新しいものに交換するリフォームでは、50万円〜というのが相場になります。

浴室の広さにより、ユニットバスの価格も上がりますから、1坪なら80万円〜、1.5坪なら100万円〜が相場になります。工期は4日ほどで完了するでしょう。

 

このリフォームをおこなうメリット

ユニットバスからユニットバスへリフォームするメリットは、「手入れしやすくなる」「安全になる」「暖かくなる」「広くなる」の4つです。

「手入れしやすくなる」とは、近年のものは、床やバスタブに汚れにくい加工がほどこしてあったり、排水口にたまった髪の毛が捨てやすくなっていたりするからです。メンテナンスが楽になるメリットがあります。

「安全になる」は、床に滑りにくい加工がほどこしてあったり、バスタブがまたぎやすくなっていたりするからです。小さな子どもやお年寄りがいるなら、特に安心できるでしょう。

「暖かくなる」は、近年のユニットバスは、壁やバスタブに断熱材が仕込まれているからです。快適なだけでなく、お湯が冷めにくいといった、省エネ性能もアップしています。

「広くなる」は、0.75坪用のユニットバスなら1216だけでなく、新しく「1317(130×170cm)」も登場しているからです。広さは変わらなくても、バスタブのレイアウトは改善されていたりしますから、新しいユニットバスへのリフォームで、広さを感じるようになるでしょう。

 

 

在来工法からユニットバスへのリフォームの相場

タイル貼りの在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームは、新しいユニットバスを入れることができるように、古い浴室の解体と、モルタルで下地を造る工程が入ります。その分、相場が上がりますから、0.75坪の浴室なら65万円〜くらいになるでしょう。工期は1週間ほど必要になりますし、浴室が広くなるほど費用はかかります。

 

このリフォームをおこなうメリット

在来工法からユニットバスへのリフォームは、メリットが大きなものとなるでしょう。主なものは、「手入れがしやすくなる」「安全になる」「暖かくなる」ですが、それぞれが著しく向上します。

浴室乾燥機などを設置することで、「多機能にできる」というメリットもありますし、照明の質も向上しますから、「明るくなる」というメリットもあります。

一方で、このリフォームによるデメリットは、「狭くなる」というものです。浴室に定形のユニットバスを設置することで、使えなくなる空間(デッドスペース)ができることが原因です。しかし、近年のユニットバスは、デッドスペースを小さくしたり、バスタブなどの配置に工夫したりと、狭さを感じにくくなっています。

 

 

在来工法から在来工法へのリフォームの相場

在来工法から在来工法へのリフォームは、浴室全体のタイルなどの貼り替えと、新しいバスタブ、シャワーの設置で80万円〜が相場になります。

また、在来工法には、床だけ、あるいはバスタブだけという、気になったところだけをリフォームしやすいというメリットがありますから、もっと価格を抑えたリフォームもできるでしょう。

 

このリフォームをおこなうメリット

手入れがしやすくなり、安全になるのが在来工法から在来工法へリフォームするメリットです。

手入れがしやすくなるとは、近年では、タイルの目地がずいぶん改良されたからです。カビや汚れが付きにくいタイプを使ったり、白色以外の汚れが目立ちにくいカラーを選んだりすることで、メンテナンスの手間が軽くなるでしょう。

安全になるとは、滑り止め加工がされたタイルが登場しているからです。浴室での事故を防ぐことができるようになります。

 

 

まとめ

浴室のリフォームは、他にも色々ありますが、ここでは典型的な方法と相場をお伝えしました。相場よりも少しでも安くリフォームしたいならば、やはり欠かせないのは、相見積もりです。ユニットバスなら、リフォームしたいと考えている、メーカーの特約店となっている業者を複数見つけて、同じ条件で見積もってもらいましょう。

 

(参考:リフォームガイド「相場が分かる!お風呂・浴室のリフォーム費用をスッキリ解説 」)

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