在来工法の浴室の寒さや、ユニットバスの古さからリフォームを希望することもあるでしょう。賃貸住宅であれば、おすすめしたいのがDIYでの「プチリフォーム」です。業者さんの手を借りなくても意外と色々できるものですから、気分転換にはよいでしょう。
ここでは、賃貸住宅でもできるDIYでのプチリフォームの色々をご紹介します。
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賃貸リフォームの原則は原状復帰
浴室に限らず、賃貸住宅のリフォームの原則は原状復帰です。リフォームしたところは、借りている家を離れる際に、リフォームする前の状態まで戻さなくてはなりません。中には、リフォーム可という物件もあるようですが、プロに依頼する本格的なリフォームはNGです。ご自身で可能な、退去時に元に戻せるプチリフォームのみ可と考えましょう。
これならカンタン!プチリフォーム
浴室のプチリフォームの代表的なものは、ヘッドやホースなどシャワーまわりの交換です。両方ともネジで止めているだけですから、カンタンに交換できます。
シャワーヘッドの交換
節水型のものや浄水機能がついたもの、美容に良さそうなものなど、様々なタイプのシャワーヘッドをホームセンターなどで見かけます。交換はそれほど難しくありません。
シャワーヘッドとホースをつないでいる部分を手で持ち、ひねることでネジがゆるみます。手が滑る場合はタオルで巻いたり、ゴム手袋をはめたりして作業をおこなってください。
シャワーヘッドが外れたら、新しいものを逆の手順でホースにねじ込みます。取り付ける際には、ホースのメーカーにより付属のアダプターが必要な場合がありますので、注意してください。
シャワーホースの交換
ねじれ防止機能がついていたり、色目がおしゃれだったりとシャワーホースも色々なタイプが出ています。シャワーヘッドがホースから外れにくい場合は、ホースごと交換するという手もあります。
水栓とシャワーホースもネジ式で接続されていますから、ひねって外しましょう。固い場合はモンキーレンチを使ってください。取り付ける場合はシャワーヘッド同様、アダプターが必要な場合があります。
磁石や突っ張り棒を活用したプチリフォーム
タオルハンガーやソープディッシュをつけたいとか、洗濯物を干せるようにしたいといった場合に、ネジで浴室の壁に穴を空けるのはNGです。磁石や突っ張り棒を活用して、壁に傷をつけずに取り付けましょう。
タオルハンガー、ソープディッシュは磁石
ユニットバスの壁の裏側には金属板が入っており、磁石がつく場合があります。磁石付きのタオルハンガーやソープディッシュを取り付けて、浴室をプチリフォームしましょう。吸盤で貼り付けるタイプよりも、見た目がスタイリッシュで、外れにくいのが磁石のメリットです。
浴室でも突っ張り棒は大活躍
「ディアウォール」などの賃貸住宅のリフォームで大活躍してくれる突っ張り棒ですが、浴室のリフォームでも非常に便利です。使用の際には突っ張る壁の強度と耐重量が、十分にあることを確認してください。外れやすいときには、壁と突っ張り棒の間に滑り止めシートなどをはさむとよいでしょう。
(参考:DIAWALL「ディアウォール-」)
貼ってはがせるウォールステッカー
浴室の壁面をDIYリフォームするなら、「リアテック」や「ダイノック」などリフォームシートが有名ですが、一旦貼り付けたら非常にはがしにくいという点で、賃貸住宅向きではありません。
(参考:サンゲツ「2019-2021 リアテック vol.10」)
(参考:3M「ダイノック™ 」)
おすすめしたいのが「NuWallpaper」です。リフォームシートよりもはがしやすい特徴がありますから、賃貸住宅に向いているといえるでしょう。国産リフォームシートよりもデザインのバリエーションも豊富ですし、貼り直しも効くのですが、キレイに貼るにはそれなりのコツが必要です。
(参考:壁紙屋本舗「貼ってはがせるシール壁紙 NU Wallpaper |」)
もっと気軽に浴室をプチリフォームしたいという方には、ウォールステッカーはいかがでしょうか。お子様といっしょに貼るのも楽しいです。
(参考:ウォールステッカー市場「日本最大級のウォールステッカー通販専門店|」)
スノコを敷いてナチュラル気分
浴室の床のリフォームは大変な作業になりますから、DIYはもちろん賃貸住宅では決しておすすめしません。しかし、どうしても雰囲気を変えたいならば、たとえばスノコを敷き詰めるのはいかがでしょうか。
ヒノキ製のものを購入すれば、独特の香りが楽しめますから、リラックス効果も期待できますし、ジグソーなどを使ってサイズを合わせれば、床の部分すべてをスノコで覆うこともできるでしょう
まとめ
シャワーの交換や磁石、突っ張り棒なら使い勝手を改善できますし、ウォールステッカーやスノコならイメージチェンジにピッタリです。プチリフォームでも浴室をリフレッシュさせることは、十分に可能といえるでしょう。
もちろん、もっと大規模なリフォームがしたい!というならば、大家さんとの交渉が必要になるのですが、まずはコストもかからないプチリフォームの検討から始めてみましょう。
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