HAGSアイテム:キッチンカウンター ユカオキ[独立タイプ・3P式]
自宅のシステムキッチンが古くなってきたり、使っていて不便に感じたりしている部分はありませんか?私も一時期はDIYにはまっていて、自分が使いにくいと思った、キッチン周りの小物収納やスパイス入れなどを自作していました。
思い切ってシステムキッチンのリノベーションを、DIYで挑戦することを検討してみてはいかがですか?システムキッチン本体から、周りの小物まで、DIYに挑戦できる部分がたくさんあります。
そこで今回は、システムキッチンの具体的なDIY方法や、DIYの前に知っておきたい注意点やポイントについて解説します。この記事を読んで、DIYを検討してみてください。
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DIYができるキッチンリノベーションのポイント
DIYでキッチンリノベーションは、どこまでできるでしょうか?
キッチンリノベーションの種類は、大きく分けて3つです。最も難易度の高いキッチン本体のDIY、キッチン周りのタイルや壁紙のDIY、キッチンに飾る小物のDIYです。DIYでできる範囲を見極めるため、それぞれの特徴を見てみましょう。
キッチン本体のDIYに挑戦する
キッチン本体をDIYで設置や工事をするとなると、もはやプロの領域です。キッチン本体をDIYするなら、できる限りの情報を集めた上で、キッチンDIYを経験した人のアドバイスが欠かせないでしょう。
キッチン本体の組み立てや設置は、それほど難しくありませんが、水道や排水、ガス、電気、排気ダクトといった設備系の接続が難しく、失敗すると漏水やニオイの原因になります。
まずは、インターネットや各種書籍で、キッチンをDIYした人の情報をたくさん収集しましょう。「施主支給」という手法を使えば、メーカーキッチンも工事店を通すことなく手に入れられます。また、最近のDIYブームをうけ、DIY専門店がオリジナルキッチンを販売しています。
しかし、マンションでキッチン本体のDIYは、避けた方が良いでしょう。漏水などによる他室への損害の危惧や、自身の火災保険が使えるかなど、マンションでキッチンのDIYはリスクが高すぎるのです。
キッチン周りをDIYに挑戦する
キッチン本体のDIYを諦めても、キッチンの周りのDIYという選択肢があります。キッチン周りのDIYは、設備関係と干渉しなければかなり自由にできます。
例えば、食器を置くカップボードや、調理器具をしまう収納をDIYするのはどうでしょうか?シンプルモダンのデザインや、「魅せる」収納の人気が高まっています。すてきなカップボードや背面収納は、挑戦レベルは高いですが、漏水や異臭といった設備への影響をほとんど与えません。材料もホームセンターでそろえることもできますので、じっくりと選び、時間を掛けて挑戦できます。
また、もう少しレベルを上げて、壁紙を貼り替えてインテリア作りにも挑戦できます。
欠点があるとすれば、材料選びやデザイン作りに時間が掛かる点です。キチンと計画を立てて材料と道具をそろえても、何日も掛かります。ある程度まとまった時間が取れるときに、挑戦してみましょう。
キッチンに置く小物をDIYしてみる
最初に挑戦するなら、小物のDIYをオススメします。
例えば、市販のガラスビンに、マスキングテープでキレイに装飾してはいかがしょう。スパイスラックを、試験管とラックで自作してみるなど、工夫をしてみましょう。
小物周りのDIYが良いのは、短時間で終わるので、週末を利用して作業を完了できるでしょう。
工事に資格が必要で、DIYで手を出せない部分
DIYを行う際には、工事に資格が必要な部分がありますので注意しましょう。
ガスコンロのガスの接続
ビルトインガスコンロへのガスの接続作業は、資格なのでガス会社に依頼します。
なぜなら、万が一ガス漏れした場合、自宅だけでなく周辺には大変な危険が伴いますので、厳しく制限されています。通称「白管」と呼ばれるガスコンロとガス管を止めるネジ部分は、ガス漏れしやすい箇所です。ガス漏れせず、確実に接続するためには専門知識と道具が必要です。
ビルトインガスコンロを取り外したり、取り付けたりするのは、DIYの範囲でできます。また、「ガステーブル」と呼ばれる台に置くタイプは、ガステーブルとガス栓を専用ホースでつなぎます。こちらは一般の人でも取り替え可能です。
配線や接続が必要な電気工事
電気工事も資格が必要な作業です。
作業中に感電の恐れや、誤った作業による火災の心配があります。電気工事は、資格を持っていなければ工事店にお願いします。ただ、「コンセントにプラグを差す」「コンセントプレートを交換する」などは資格がなくてもできます。
例えば、LED照明を増やしたいなら、プラグ式のLED照明を購入し、延長コードで伸ばしてはいかがでしょうか?
水漏れの心配がある水回りの工事
水道にかかわる工事は、特別な資格は必要ありません。しかし、水漏れ等のリスクがあります。水漏れは知らず知らずのうちに、大きくなり被害が広がります。
もし挑戦するなら、道具をしっかりそろえ、パッキン類は新品を使いましょう。
まとめ
今回は、システムキッチンのDIYについてお伝えしました。
システムキッチンのDIYは、手を付ける範囲や場所によって、難易度は大きく異なります。システムキッチン本体をDIYしようと思われていた方は、少なくとも的確なアドバイザーが必要です。
自身のできる範囲を見極めて、DIYに挑戦してみてください。
さらに詳しく知りたいという人は、ぜひ下記の記事をチェックしてみてください。キッチンリノベーションがさらに具体的になりますよ。
参考:&Reno「【完全版】キッチンリノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜」
writing:現場監督ライターのKuma
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