2階建て以上の住宅に必要な階段。長年使っていると不具合が生じることも多いものです。こちらでは、階段をリフォームするおすすめのタイミングを4つご紹介します。
また、階段リフォームの目的も様々です。おしゃれにするためのリフォーム方法や、安全性を高めるためのリフォーム方法についてもみていきましょう。
こちらもチェック
完全版|階段のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
事例集ダウンロードはこちら
階段リフォーム・リノベーションをするタイミング
劣化が気になる、見た目をきれいにしたい、もっと使いやすくしたいなど、階段のリフォームを検討する理由はそれぞれです。こちらでは、階段リフォームを検討するのにおすすめのタイミングを4つご紹介します。
見た目を良くしたいとき
使用しているうちに、階段の床材にキズが付いてしまうこともあるでしょう。また、例えばカーペットなど床材によっては、汚れが落ちなくてシミになってしまうこともあります。キズや汚れが付いて見た目が気になる場合は、リフォームで表面の張り替えをするなどして、きれいにしてみてはいかがでしょうか。
不具合が生じたとき
階段を昇り降りする度にきしむ音がしたり、長く使っていると板にヒビが入ったり、あるいは欠けたりと、不具合が生じてくることもあるでしょう。状態によっては、そのまま使い続けるのが危険な場合もあります。金属製の階段の場合は、サビの発生や腐食などが起こることもあります。そのような不具合が生じたときは、補修や塗装などのリフォームを検討しましょう。
ライフスタイルが変化するとき
ライフスタイルは、妊娠や出産、高齢の両親との同居、住んでいる人の高齢化など、家族構成や生活の仕方により変化が訪れます。ライフスタイルの変化に合わせて、妊婦や小さい子供、高齢者でも昇り降りしやすい階段にリフォームすることで、安全性を高められるでしょう。
階段以外の場所をリフォームするとき
同じ家に長年住んでいる場合や、中古住宅を購入して住む場合など、家の中でリフォームしたい箇所がいくつかあるときは、併せて階段のリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。小さなリフォームを何回かに分けて行うよりも、まとめて行った方がトータルでみた期間が短くなったり、費用が抑えられたりする場合があります。
おしゃれな階段リフォーム・リノベーション
こちらでは、おしゃれな階段にするためのリフォーム方法をご紹介します。
階段に使う素材を変える
階段に使われる主な素材には、木材や金属があります。木材は、ナチュラルな見た目で温かみがあり、インテリアになじみやすいでしょう。ステンレスやスチール、アルミなど、金属の中にもいろいろな種類があります。木材の階段とは違った、クールでスタイリッシュな印象を与えるでしょう。また、木材と金属を組み合わせる方法もあります。インテリアの雰囲気に合わせて階段や手すりの素材を決めることで、全体がおしゃれな雰囲気にまとまるでしょう。
階段のデザインを変える
階段の形状には様々なものがあります。一般的なのは、真っすぐにのびた「直線階段」です。シンプルなデザインで、比較的安価につくれるでしょう。ただ、狭い範囲で高さを出すと、急な角度になってしまいます。L字状に曲がった「かね折れ階段」や、コの字に折り返した形の「折り返し階段」は踊り場がつくれますが、その分設置するための面積が必要です。
省スペースで狭小住宅にも取り入れやすい「らせん階段」は、デザイン性が高くおしゃれな見た目です。ただ、階段の中央は板の面積が狭くなります。ゆるい曲線を描いた「カーブ階段」もおしゃれな雰囲気をかもし出すでしょう。このように、どのような階段のデザインにするかで印象は大きく変わってきます。
階段の安全性をアップさせるリフォーム・リノベーション
ライフスタイルの変化に合わせるなどの理由から、階段の安全性をアップさせたい場合もあるでしょう。どのような方法があるのかみていきます。
握りやすい手すりを設置する
階段に手すりがない、または手すりはあるけれど握りにくいなどといった場合、握りやすい手すりを設置することで、安全性を向上させられます。手すりには、階段の昇り降りをスムーズにしたり、転落を防いだりする役割があります。
握りやすい円形の手すりが一般的ですが、滑りやすいという面があります。楕円形は握りやすく、なおかつ滑りにくいです。四角形のタイプは滑りにくいものの、握ると角があたって痛い場合があります。
また、子供と大人では握りやすい手すりの高さが変わってきます。それぞれの高さに合わせた手すりを設置することで、より安全性を高められるでしょう。
傾斜をゆるやかにする
急勾配な階段は、昇り降りがしにくく、特に高齢者や子供にとっては危険を伴うでしょう。階段の傾斜をゆるやかにすることで、昇り降りがしやすくなります。階段設置に使うスペースを大きくしたり、段数を増やしたり、折り返し階段などの形状に変えたりすることで、傾斜をゆるやかにできます。
踊り場を設ける
踊り場があることで、万が一転落しても、1番下まで落ちないというメリットがあります。かね折れ階段や折り返し階段などにして踊り場を設置すると、安全性がアップします。
滑り止めを設置する
階段の踏み面に、滑り止めを付けることで安全性が向上します。また、床材自体を滑りにくいものに変える方法もよいでしょう。滑りにくい床材には、カーペットやコルクなどがあります。
階段を明るくする
階段の足元が見えにくい場合は、より危険を伴うため、階段を明るくしましょう。階段の壁を格子状にして光が入りやすくしたり、階段まわりには明るめの色を採用したりすることで、足元が見えやすくなります。また、足元を照らすフットライトを取り入れるのも有効でしょう。
こちらもチェック
完全版|階段のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
まとめ
階段のリフォーム・リノベーションをするタイミングとしては、階段の見た目を良くしたいときや、不具合が生じたとき、ライフスタイルが変化したとき、他の箇所のリフォームをするときなどがあげられます。見た目をおしゃれに、きれいにするだけでなく、安全性にも配慮した階段をつくることで、長く、そして快適に使えるでしょう。
事例集ダウンロードはこちら