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洗練されたユニークなデザインが魅力!温かみある北欧照明で落ち着ける空間を作ろう


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家の中で過ごす時間が長い北欧では、楽しく快適に過ごせるインテリアを作るために、照明は重要な要素の一つ。おうち時間を素敵に彩る光にこだわってきた北欧照明だからこそ、世界中で愛され続ける名作デザインが多く生み出されたのかもしれません。

ここでは、北欧照明の特徴や世界で長く愛されている名作デザインについて紹介し、北欧照明をインテリアに取り入れるポイントについてもご案内していきます。

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北欧照明の灯りは柔らかくあたたかい


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北欧インテリアの照明は、多灯照明で組み立てていくことでも知られるようになってきました。多灯照明は、必要なところに必要な灯りを用意し、明るいところとそうでないところを作ることで、居心地よくくつろげる空間を作る照明のテクニックのひとつ。お部屋に奥行き感が生まれて広く見える手法とされ、リノベーションの現場でも人気のようです。

北欧照明では、あたたかみがあって柔らかい光が好まれるそうです。黄色味のある光の電球で夕暮れ時のような柔らかく落ち着いた空間演出にしたり、間接照明も多く使われます。壁などに反射した柔らかい光が広がって、雰囲気を盛り上げる効果もあります。

ところで、北欧照明をそのまま日本に取り入れると、かなり暗いと感じることも多いようです。というのも、日本などのアジア圏では、白く強い光で部屋の中心から明るく照らす照明が一般的。隅々までくっきり見えるくらいの明るさに慣れていると、あえて陰影を作るような北欧の照明は暗く感じてしまうのだそうです。

北欧照明を取り入れるなら、部屋全体の明るさは気持ち控えめにしてみてください。セードのデザインだけでなく、点灯したときに照らされるセードやそこから広がる光の美しさをしっかり味わえるようにしたいものです。

世界で愛され続ける北欧照明のデザイン


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光を大切にしてきた北欧デザインからは、世界中で愛される名作照明も多く生まれています。理想の灯りを作るための形を追求することで生み出されてきたデザインは、実用性を大事にした、使い勝手の良い照明デザインとも言えます。

不快なグレアのまぶしさやちらつきを抑えたり、広い範囲に光を拡散させたり、必要なポイントだけに絞って光を集めたりと、目的に合わせた灯りになるよう、綿密に設計されてきたデザインに注目です。

デザインとしてももちろん優秀で、点灯していないときでもインテリアの主役になれるようなペンダントライト、インテリアになじんで邪魔をしないスタンドライト、など多彩なラインナップが揃っています。

北欧照明には、何十年も愛され続けている傑作デザインも多くあります。ここでは、中でも有名なものをいくつかご紹介しましょう。

ルイスポールセン PH5

緩やかにカーブするセードが積み重なる印象的なデザイン。心地よい光を作るためのデザインで、不快なグレアの無い光を拡散させる絶妙な設計になっているのだそう。重なるセードの間の隙間から光が拡散し、広い範囲を明るくすることができるのも特徴。発売後半世紀以上たっても世界中で愛される定番中の定番照明と言われます。

・参考:yamagiwa Online Store「PH 5 / louis poulsen(ルイスポールセン)」

レ・クリント (LE KLINT)  ペンダント172

カーテンのドレープのような優美な曲線がインパクトのある、ボール型のデザインのセードです。深いカーブが繰り返されるデザインは芸術品との評価も。白一色でありながらインテリアの主役になれる存在感もあります。点灯すれば光の濃淡で凹凸が際立ちまた違った印象も楽しめます。

・参考:yamagiwa Online Store「LE KLINT(レ・クリント)ペンダント照明 クラシック ペンダント MODEL 172B」

artek(アルテック) A330S(ゴールデンベル)

艶やかな真鍮で仕上げられた曲面がなんともエレガントで美しいペンダントライトです。格式の高いレストランのためにデザインされたというのも納得の高級感あふれるデザインと言えるでしょう。ベルのように下向きにすぼまったデザインで、グレアが目に入らない設計。点灯するとエッジの溝が光の輪のように見えるのも幻想的です。

・参考:yamagiwa Online Store「artek(アルテック)ペンダント照明 A330S GOLDDEN BELL(ゴールデンベル) SAVOY ブラス」

北欧照明をインテリアに上手に取り入れるには

北欧照明をインテリアに取り入れるときに気を付けたいポイントをいくつか見ていきましょう。

必要以上に明るい空間にしない

北欧照明は、点灯して光の広がり方や照らし方まで含めて楽しめるデザインが特徴的とされます。部屋全体を明るくしすぎると、せっかくの美しい光が十分に味わえなくなってしまうでしょう。

電球の色に注意

LED電球を使う照明器具が増えてきていますが、元は白熱灯を使う物が多かったそうです。北欧などヨーロッパでは、白くはっきり見える灯りは職場の照明というイメージがあるようで、家庭では温かみのある黄色い光が好まれるそうです。

北欧照明も前提は同じですから、電球色の電球を使うことで、本来の魅力を引き出せるものもあるでしょう。電球の色を選べるならば、電球色を試してみてください。

インテリアの主役になるデザイン

北欧照明には、ユニークなデザインも多くあります。電気を消している日中でも、視線を集めてインテリアの主役となるような存在感あるデザインの照明を取り入れるなら、インテリア全体のバランスも一緒に考えましょう。

北欧らしい素材に注目

インテリア全体を北欧テイストでまとめるなら、照明にも北欧らしさを感じさせる素材を取り入れてみてはいかがでしょうか。美しい木目を楽しめる木材や、素朴で柔らかい光が透けて見えるファブリックなどがあります。

まとめ

北欧照明の灯りの特徴や有名デザイン、インテリアのヒントなどについて、ご説明してきました。消灯時も存在感を放つユニークなデザインのペンダントライトは、インテリアの主役級とも言えます。

でも、北欧照明の良さを味わうなら、点灯したときに照らされるセードやそこから広がる光の美しさにも注目です。部屋全体を明るさをちょっと控えめにして、優しい灯りの広がりを楽しみましょう。

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