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リノベーション・リフォームで後回しにしない!照明計画のタイミング

リノベーション・リフォームで内装を一新するような場合、照明の位置や種類も合わせて新しくプランを作ることになりますが、照明計画についてはあまり深くかかわらないまま打ち合わせが終わっていた、ということも多いそうです。

決めることがたくさんあって、ついつい後回しになりがちな照明計画ですが、お部屋の見せ方や生活のしやすさにかかわる重要な要素のひとつです。おしゃれなインテリアに仕上げようとするなら、照明計画には早めのタイミングで取り組んでおくのがベター。

この記事では、その理由についてご説明していきます。

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リノベーションのスケジュールで照明計画のタイミングはいつ?

まず、一般的なリノベーションの進め方をおさえておきましょう。大まかに次のようなステップで進んでいきます。

1.物件(マンションや中古戸建)を探す
 ↓
2.物件を購入する
 ↓
3.ローンを組む
 ↓
4.リノベーションのプランを立てる
 ↓
5.リノベーションの施工を開始する

・参考:&Reno「リノベーションの進め方と基本スケジュール」

これ以外に、リノベーション会社を決める、というステップがあります。物件探しの前から相談することもありますが、遅くともローンを組む段階までにはリノベーション会社を決めることになるでしょう。

照明計画はリノベーションプランを作成する中で決めていく

照明計画を含む内装については、主にリノベーションプラン作成の中で、詳細な打ち合わせしていく手順が一般的です(上記の4のステップ)。これは、リノベーションをお願いする会社との契約が済み、物件やローンが決まったあとのステップです。

物件探しやリノベーション会社を決めるにあたって、ある程度リノベーションの方向性や大まかなプランは固めておきましょう。それをベースに、リノベーションプランの作成で、具体的な建材や設備、詳細なレイアウトなどを決めていきます。

照明についても、この段階で設置する照明の種類やレイアウト、スイッチの位置なども具体的に決めていきます。

照明計画を早いタイミングで取り組むべき理由

リノベーションプラン作りが始まったら、後回しにせず、間取りや内装と並行して照明計画の検討も始めましょう。早めに照明計画に取り組むことで、次のようなポイントに対応することができ、まとまりのあるインテリアにすることができるしょう。

設計上の変更が難しい照明がある

内装や設備の計画にも影響があり、一旦設計すると変更が難しい照明もあります。天井に埋め込むダウンライト、現し天井に設置するダクトレール、光源に目隠しをする建築化照明、配線を壁に隠すブラケットライトなど、希望があるならプラン作りの初めから提示して、他の要素との調整ができるようにしましょう。

明るさは内装によって変わる

部屋の明るさは、照明器具の電球の明るさだけで測ることは難しいとされます。人が実際に明るさを感じるのは、光に照らされた壁や天井を見るとき。同じ照明を使っていても、壁など内装材の色や素材、反射の強さなどによって、それを見た時に感じる明るさも変わってきます。

同じ内装でも、照明の位置や照らされる面積などによって、明るさが違うと感じることはありませんか。過ごしやすい明るさの部屋にするには、専門家のアドバイスをもらいながら、内装や間取りと合わせて照明を考えていく必要があると覚えておきましょう。

実際のリノベーションプラン作りでは、間取り、床材、壁材、キッチンなどの設備、というように、項目ごとに順番に決めていく進め方がよくあります。照明計画はプラン作りの後半で取り組むことになりがちなのですが、このインテリアならこんな照明を使いたいな、と思ったときには、タイミングが遅すぎて実現できなかった、ということも、ない話ではありません。

また、以前の照明の配置と似たプランやセオリー通りのプランなら問題ないだろうと、あまり検討せずに進めてしまうこともあるかもしれません。そうすると、せっかくこだわった内装や家具とうまくかみ合っていない、ちぐはぐな照明になってしまうことも考えられます。

照明計画は、リノベーション後の生活に大きく関わる要素のひとつです。照明の位置や明るさは室内での過ごしやすさを左右し、スイッチの位置は動線にも影響します。間取りや内装、設備のプランを考えるときには同時に照明についても考えていくことが、暮らしやすくおしゃれなインテリアにするコツと言ってよいでしょう。

照明計画でオシャレ&こだわりを実現した事例

家電ありきで配線、コンセントの位置を決める

こちらのお住まいは、家具や家電を先に決め、そのサイズや配置に合わせて、電気配線などのリノベーションプランを作っていったという事例です。

建売住宅などを見た時に、コンセントの位置が先に決まっていることで家具や家電の配置が制限されてしまうと感じたそう。そこで、思い描く理想の新生活が実現できるように、先に家具や家電のレイアウトを決め、それに合わせてコンセントなどの配線を設計してもらったということです。

テレビボードには配線を隠せるように工夫してあるそうです。シンプルモダンのテイストにあせて、見た目すっきりを実現することにもつながっています。

・事例:&Reno「vol.20【戸建リノベ|インタビュー】和テイストも漂う、シックなシンプルモダンへ」

ダウンライトですっきりフラットな天井がシンプルモダンのテイストにぴった

天井のダウンライトを主照明に、カーテンレールに建築化照明で間接照明をプラスしているこちらのLDK。天井がフラットになって、広々とした空間に仕上がっています。整然としたモダンスタイルで、視線をさえぎるものが無い空間は開放感もあります。

ダウンライトは配置を工夫して、ダイニングテーブルやリビング中央に集中配置しています。必要な場所に必要な明るさを集められるよう、メリハリが効いたレイアウトですね。

・ 事例: HAGS「リフォーム事例【キッチンデザインの教科書】4.シンプルモダンスタイル」

まとめ

リノベーション・リフォームでの照明計画は、照明だけを切り離して考えるのではなく、間取りや生活動線、内装材などいろいろな要素と合わせて、考えていくことが重要なポイントと言われます。リノベーションプランの作成が始まったら、早いタイミングで照明計画についても検討を始めていくことをすすめします。

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