大人の雰囲気漂う和モダンのインテリア、素敵ですよね。日本の伝統的な和風建築と、現代の生活に合ったモダンなテイストの良いとこ取りともいえる和モダン。リノベーションでも自宅の生活空間に取り入れる人が増えてきているようです。
和モダンのテイストでインテリアをまとめるなら、どんな照明を合わせたらよいのでしょうか。今回は、和モダンのインテリアに合わせる照明について、ご紹介していきます。
照明リノベーションをもっと詳しく。
完全版|ライト・照明のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
事例集ダウンロードはこちら
和モダンの照明はどんな灯り?
インテリアにおける和モダンとは、日本の伝統的な住宅建築の要素と、現代の生活にマッチしたモダンなインテリアとを組み合わせたスタイルと言われます。
例えば、和室で畳に座るスタイルは落ち着けるけれど、立ったり座ったりを繰り返すならイスやソファが体には楽ですよね。食事をするのもちゃぶ台のようなローテーブルに向かって正座するのではなく、ダイニングテーブルとダイニングチェアをセットで使うスタイルが主流です。このように現代の私たちの生活では、モダンなデザインが中心になっていると言ってよいでしょう。
モダンなインテリアの中に、日本伝統の素材やデザインを取り入れることで、落ち着きある大人っぽい雰囲気を作ったり、懐かしさを感じる空間を演出したりもできます。例えば、老舗旅館や料亭、レトロな喫茶店の内装をイメージしてもらうと、和モダンのスタイルが分かりやすいかもしれません。
そんな和モダンのテイストになじむ灯りの特徴は、懐かしさを感じさせる優しい灯りでしょう。日本で昔から使われてきた和紙や麻などの自然素材は、電球の光を程よく通過させ、柔らかい光も作ってくれます。
また、日本の伝統家屋には直線的なデザインが多く取り入れられています。それらに合うように、シンプルな四角や丸のシルエットの照明器具を選ぶと和モダンのテイストになじみやすいでしょう。
和モダンのテイストに合わせる照明選びのポイント
和の自然素材を取り入れる
和紙や竹ひご、麻の糸、白木など、伝統的に使われてきた自然素材を取り入れた照明は、和モダンテイストにぴったり。写真にあるペンダントライトは、麻紐を月のようなボール型に成形したセードが印象的ですね。紐の隙間から漏れ出す柔らかい光が優しく照らしてくれます。
照明に和の自然素材を取り入れるなら、インテリアの他の内装や建具、家具などとも素材感や色味を合わせてみましょう。それによって、まとまりを感じる空間にもなります。
シンプルなラインを組み合わせたシルエット
和室に特徴的な障子や畳、板張りの天井など、和風の内装には直線が多くみられます。照明器具でも直線的なデザインのものを入れると、キリっとした清潔感ある雰囲気も演出してくれます。例として、和室のリノベーションでも人気の四角いダウンライト、行燈のような四角い筒型のスタンドライトなどがあげられます。
シンプルな円形や球形の照明も和のテイストをイメージさせ、モダンテイストにも合わせやすいでしょう。イサムノグチの丸い提灯のような和紙のセードデザインは有名ですね。
レトロな和洋折衷ならアンティーク調のガラスセードも
老舗の純喫茶のような和洋折衷のインテリアも、和風と洋風のミックスですから、和モダンのテイストの一つといえるでしょう。濃い色で重厚感ある家具にアンティーク調のガラスセードの照明を合わせれば、ノスタルジックな印象がより強まります。
写真のペンダントライトRudyはブラウン系のガラスセードですが、白く濁ったミルクガラスのセードもおすすめです。
北欧デザインは和モダンとも相性よし
北欧デザインの照明も、実は和モダンテイストに馴染みやすく、取り入れやすいものが多くあります。木材などの自然素材を使っていたり、無駄のないシンプルなデザインだったりと、良く比べてみれば、和の伝統と北欧モダンのデザインの共通点も多く見つけられます。
写真は北欧モダンテイストのペンダントライト。木材をいかしたシンプルな円形のデザインは、和室に使っても良くなじみそうですね。
まとめ
日本の伝統と現代の生活をミックスした和モダンのスタイルと、和モダンのインテリアに合わせたい照明について、ご興味を持っていただけたでしょうか。和モダンのテイストに合わせる照明は、和紙や竹、木材など日本で昔から使われている自然素材を取り入れているものや、シンプルな四角や丸のシルエットになっているものがおすすめです。
もう少しお部屋に落ち着き感が欲しいな、と思っているなら、和モダンテイスト照明の取り入れも検討してみてください。
照明リノベーションをもっと詳しく。
完全版|ライト・照明のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
事例集ダウンロードはこちら