誰でもわかるリノベ用語集469

■軽量床衝撃音（LL）（けいりょうゆかしょうげきおん）

「軽量床衝撃音（LL）」とは「軽量床衝撃音（LL）（けいりょうゆかしょうげきおん」と読みます。「軽量床衝撃音（LL）」と床を通って階下に伝わる衝撃音のひとつです。スリッパを履いて歩いたときや、10円玉などの硬貨を床に落としたときの音のことです。音の中でも比較的軽めで高音域の音のことを指しています。

軽量衝撃音の遮音性能は床の構造や表面の仕上げ方によって異なります。例えば、直床から二重床にしたり、フローリングからカーペットに変えることで軽量衝撃音は和らぎます。

軽量衝撃音の遮音性は「LL」というアルファベットで表記します。「LL-50」や「LL-40」のように表記しますが、数値が少ないほど遮音性が高いと言えます。例えば、遮音性が「LL-30」の場合は人の走り周りがかすかに聞こえる、上階で物音がわずかに聞こえる程度です。一方で遮音性が「LL-80」の場合は、ほとんどの音が聞こえており、不快に感じるほどでしょう。

軽量衝撃音を防ぐ方法として防音カーペットや防音マットの使用があります。衝撃音の吸収に特化しており、足音などの音も吸収できるでしょう。そのため、階下の住人に対するストレスを与えずに済むでしょう。

一方で防音素材を使用した対策は一定の効果はあるものの、対策を施していない壁や天井の対策にはなりません。壁は吸音材など利用すれば効果を得られます。天井は自分の努力だけでは防げないので、近隣住民の協力が必要でしょう。

・参考：nomu.com「不動産用語集」