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「重量床衝撃音(LH)(じゅうりょうゆかしょうげきおん)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集470

■重量床衝撃音(LH)(じゅうりょうゆかしょうげきおん)

「重量床衝撃音(LH)」とは「重量床衝撃音(LH)(じゅうりょうゆかしょうげきおん」と読みます。「重量床衝撃音(LH)」とは床を通って階下に伝わる床衝撃音のひとつです。椅子を動かしたときや子どもが飛び跳ねたときの音などが含まれますが、重たく鈍い音が重量衝撃音に該当します。

重量衝撃音はコンクリートスラブの厚さや、梁で囲まれた面積によって異なります。床の材質が硬くなると、遮音性が高まるでしょう。衝撃音には重量衝撃音の他に軽量衝撃音があります。床を歩くときの音や、硬貨を床に落としたときの音が軽量衝撃音に該当します。

重量衝撃音はLHというアルファベットで表します。LHは、タイヤを所定の高さから落としたときに階下で聞こえる音量を基に測定します。LHの数値はLH-50やLH-40というように表記しますが、数値が小さいほど遮音性に優れていると言えます。

例えばLH-40の場合は足音などがかすかに聞こえる程度です。また椅子の移動音は聞こえませえん。一方でLH-55になると足音がはっきり聞こえます。また、物の落下音もはっきりと聞こえるでしょう。

重量衝撃音はカーペットや防音マットなどでは防げません。床の構造を強くしたり、二重床を施すなどの対策が必要です。浮き床工法やなどの対策も効果的でしょう。床の重量を上げたり、床そのものの振動を抑えるのも重要です。重量衝撃音を防ぐには専門業者との話し合いが必要でしょう。

・参考:wakuwaku RENOvation MAGAzine「マンションリノベーションでの遮音等級 LL/LHって何?」