誰でもわかるリノベ用語集517
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■フェノール樹脂(ふぇのーるじゅし)
「フェノール樹脂」とは「ふぇのーるじゅし」と読みます。「フェノール樹脂」とはフェノールとホルムアルデヒドを原料とした樹脂のことです。150℃から180℃の高温でも強度を保持できるという特徴を持ち、断熱材として利用が可能です。鍋の取っ手に使われることもあります。
各辞書・辞典からの解説
「フェノール樹脂」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「フェノール樹脂」とは、「フェノール類とアルデヒド類との縮重合により合成される熱硬化性樹脂。絶縁性・耐水性・耐薬品性などにすぐれ、電気部品・接着剤などに使用。初めて作られた合成樹脂で、ベークライトと称した。石炭酸樹脂。」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「フェノール樹脂」とは、「フェノール類とアルデヒド類の重縮合により得られる樹脂。フェノールホルムアルデヒド樹脂が代表的。難燃性で、機械強度が高く、電気および熱の絶縁性、耐水・耐化学薬品性などにすぐれ、成型品、電気部品、接着剤に広く用いられている。石炭酸樹脂。」となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「フェノール樹脂」とは、以下のような文章で説明がされています。
「フェノール類(フェノール,クレゾール,キシレノールなど)とホルムアルデヒドとの縮合反応によって得られる熱硬化性樹脂。フェノール・ホルマリン樹脂,石炭酸樹脂ともいう。1907年アメリカのL.H.ベークランドによって発明された最も古い合成樹脂で,09年にベークライトbakeliteの名で商品化された。 フェノール樹脂はその製法によって次の2種類にわかれる。(1)フェノールを酸触媒のもとでホルムアルデヒドと反応させ,フェノールが若干個縮合した熱可塑性,溶剤可溶の樹脂をまずつくる。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「フェノール樹脂」とは、「合成樹脂」のことであるとおわかり頂けたと思います。
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