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「石膏プラスター(せっこうぷらすたー)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集576

■石膏プラスター(せっこうぷらすたー)

「石膏プラスター」は、「せっこうぷらすたー」と読みます。「石膏プラスター」とは、石膏に水や砂などを混ぜたものです。主に左官材料として使われます。石膏プラスターは、セメントと同じ水硬性で作られており、結合すると膨張するという性質を持っています。また、亀裂が生じないので扱いやすいというメリットもあります。

石膏プラスターのメリットは、美しい仕上がりです。石膏の粒子は細かいので、施工を上手に行えばきれいに仕上がります。また、石膏は他の材質よりも固めなので、建物が歪んだりしない限りはクラックが生じにくいというメリットもあります。

石膏プラスターのデメリットは、環境に悪いことです。石膏は硫酸カルシウムを主成分としています。リサイクル場では再利用が可能ですが、埋立地などで処分をすると、硫化水素と呼ばれる有毒ガスが発生する危険性があります。

石膏プラスター以外の塗り壁材として漆喰、土、砂、珪藻土があります。漆喰とは水酸化カルシウムを主成分とする建築材料です。石灰石を焼いてから水を加えています。漆喰には時間が経過しても劣化しない、調湿性能に優れているという特徴があります。

土壁は土を使った壁のことです。砂と混ぜることにより独特の質感を出せます。砂壁は色砂を練ってから壁に上塗りする建築材料です。壁を触るとザラザラとした感触があります。珪藻土とは、珪藻と呼ばれるプランクトンから作らています。断熱性能や脱臭性能などに優れています。

参考:石膏プラスター

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