土間リビングに興味があるものの、どのようなメリットがあるのか詳しく知りたいという方が多くおられます。
そこで今回は、土間リビングを設置する魅力と設置にかかる費用についてまとめました。この記事を読むことで、土間リビングの基礎知識を習得しましょう。
土間リビングのリノベーションを検討されている方、また土間リビングのある住宅の購入を考えておられる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
土間リビングにする4つの魅力
土間リビングを設置すると、生活の幅が広がります。具体的には、以下の4つのメリットがあります。
空間に広がりができる
通常、部屋を分けるときには壁や柱を設置します。しかし、土間リビングの場合には、「土間部分」と「リビング部分」というように空間で部屋を分けます。そのため、空間に広がりを持たせることが可能です。
土間リビングにテラスやバルコニーを設置し、窓を開けることで開放的な空間を作ることもできます。
たとえば、外でバーベキューを調理しながら、リビングで食事やドリンクを楽しむことも可能です。
部屋を広く使用されたい方には、土間リビングがおすすめです。
土足で活動できるスペースを作れる
土間リビングがあれば、土足で活動できるスペースを作れます。自転車やバイクの趣味をお持ちの方は、土間リビングに愛車を保管したり、メンテナンスしたりできるので便利です。
子どものいるご家庭では、土間リビングを子どもたちの遊び場として活用できます。事故や犯罪に巻き込まれることがないので、安心して遊ばせることができるでしょう。
夏場は涼しい
土間リビングの床は、コンクリートやモルタルなどの素材が使われています。そのため、リビングの気温を下げる効果を期待できるでしょう。
リビングにエアコンを設置して暑さ対策をする住宅は多いですが、外気との温度差による健康面への影響や高額な電気代などは気になるところです。土間リビングなら2つの不安を解消できます。
（参考：家づくりを応援する情報サイト「熱伝導率とは」
（参考：総合住宅展示場「暑くなりにくく冷めにくい家を実現するコンクリートの蓄熱性とは？」）
掃除が簡単
土間部分は水に強い素材を使用しているので、水拭き掃除や洗剤を使った掃除ができます。また、土間部分とリビング部分には段差があるので、リビングにたまったごみを土間に掃き出し集めるということも可能です。
土間リビングを設置することで、毎日の掃除が簡単になるでしょう。
覚えておきたい土間リビングの注意点
土間リビングへのリノベーションを検討するときには、リスクについても把握しておきましょう。おもなリスクは以下の2つです。
寒さ対策が必要
土間リビングはコンクリートやモルタルで仕上げるため、冬になると底冷えをします。そのため、リノベーションをするときには寒さ対策をしましょう。
具体的には、土間の部分に断熱材を敷いておきます。また、断熱効果のあるタイルを使用することで、熱伝導率を下げることができます。
ある程度の予算がある方は、床暖房システムの導入がおすすめです。コンクリートやモルタルに配管を埋め込む「直埋利式床暖房」を設置することで、冬場でも快適に過ごせます。
段差に注意
土間部分とリビング部分には段差をもうけます。そのため、年齢を重ねると段差が不便に感じるようになる可能性もあるでしょう。将来の生活に備えて段差を低くすることや、スロープ部分の設置を検討するのもよいでしょう。
土間リビングの費用
土間リビングの費用は、使用する建材や広さによって異なります。一般的には、1m2あたり8,000～1万2,000円です。リノベーションの場合には、使用していた建材や壁紙などの撤去費用がかかります。[1]
（参考：持ち家計画 注文住宅で土間をつくる！かかる費用の相場と設置するメリット）
また、寒さ対策のために土間専用の床暖房を設置するときには、別途費用がかかります。あらかじめ依頼する業者に相談しておくことで、詳しい費用を把握できるでしょう
おすすめの業者の選びかた
土間リビングのリノベーションは、業者によって完成度が異なります。おもな理由は、土間の部分にはコンクリートを使用しており、コンクリートの作りかたや仕上げの方法は職人の腕によって左右されるからです。
土間リビングの仕上がりによっては、生活の快適さにも影響が出てしまうかもしれません。業者を選ぶときには、実績のある業者や口コミサイトの評価が高い業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
土間リビングには以下のメリットがあります。
・空間に広がりができる
・土足で活動できるスペースを作れる
・夏場は涼しい
・掃除が簡単
土間リビングのある暮らしによって、生活を活動的に向上させることができるでしょう。1m2あたり8,000～1万2,000円で設置することができるので、ぜひこの機会に検討してください。
