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手軽にできる土間掃除の方法とは、土間掃除の手順も詳しく紹介

手軽にできる土間掃除の方法とは、土間掃除の手順も詳しく紹介

靴の洗濯や自転車の管理など多目的に利用できる土間。最近ではキッチンや玄関などに土間を設置する住宅も増えています。
土間の設置を検討するときに気になることのひとつは、掃除方法ではないでしょうか。土間はホコリがたまりやすいので定期的な掃除が必要です。

そこで今回は、手軽にできる土間掃除の方法をまとめました。土間の設置をお考えの方や土間掃除に悩みを抱えておられる方は、ぜひこの記事を役立ててください。

 

土間掃除のコツとは?

手軽にできる土間掃除の方法とは、土間掃除の手順も詳しく紹介

土間部分のおもな汚れは、自転車のタイヤや靴などについた土や砂のホコリです。そのため、床に付着していなければ掃き掃除をします。しかし、時間が経過してしまうと、ホコリが「黒ずみ」に変わるので注意しましょう。

黒ずみ汚れの場合、拭き掃除だけでは汚れを落とせません。汚れが酸化しているので、アルカリ性の洗剤で汚れを落としましょう。ただし、酸化が進んでいる場合には、汚れが落ちにくいこともあります。
 

白いシミは水が原因

コンクリート土間の場合、白いシミが生じることがあります。この白いシミの原因は水です。水が蒸発したときに、コンクリート内部の石灰石が表面に染み出すことで白いシミができるのです。

白いシミは、土間部分の中でも乾湿の差が大きい南側に発生しやすい傾向にあります。また、湿度の低い冬場よりも湿度の高い夏場に発生します。土間部分に水が付着したときは、なるべく早めに拭き取りましょう。

白いシミが発生しても、土間の床部分の強度に関しては影響がありませんが、シミが目立つ場合にはお酢などを水に溶かした弱酸性の水溶液で拭きましょう。ただし、サンポールなどの酸性の洗剤には、コンクリートを溶かしてしまい、土間を傷つけてしまう可能性があるので避けましょう。

 
花粉にも注意<

土間部分は、外の空気を取り込みやすいというメリットがあるものの、季節によっては花粉を土間部分に運んでしまう可能性もあるので注意しましょう。

花粉などの汚れは、室内の空気の流れがストップすると自然と床に落ち積もります。そのため、人の動きが少ない早朝などの時間帯の土間掃除がおすすめです。掃き掃除だけでは、花粉をまきあげてしまうため、できるならば掃除機を利用しましょう。

土間掃除の手順

手軽にできる土間掃除の方法とは、土間掃除の手順も詳しく紹介

ここでは、玄関やキッチンの土間部分の掃除方法をまとめましたので、参考にしてください。


土間にあるものを撤去する

はじめに土間にあるものを撤去して、掃除のできる状態にしましょう。

特に自転車やベビーカーなどを土間に保管している方は、掃除中に倒してしまうことのないように、あらかじめ別の場所に移動させます。また玄関の土間の清掃では、ホコリのたまりやすい傘立ても撤去しておきましょう。

 
ほうきで掃き掃除する

土間にたまった土や砂のホコリ、小石などの汚れはほうきで取り除きます。床に付着してしまった汚れも、力を入れれば汚れを落とせる場合があります。床がタイルの土間に関しては、タイルの溝部分も念入りに掃除しましょう。
 

掃除機で汚れを取り除く

ほうきでの掃除が終わったあとは、掃除機をかけます。細かい汚れやタイルの溝部分の汚れを吸い込めるので便利です。室内用の掃除機を土間で使うことに抵抗のある方は、あらかじめ土間用のヘッドを購入しておきましょう。

 
デッキブラシを使用して汚れを落とす

掃除機をかけ終わったあとは、デッキブラシと水を使って黒ずみの汚れを落としましょう。汚れが落ちない場合には、水の代わりにアルカリ性の洗剤を使用するのがおすすめです。ただし、洗剤を使用するときには説明書を読み、土間掃除に適しているのかを確認しておきましょう。

注意点として、コンクリートの土間に関しては水の使用を避けましょう。水が床に残ってしまうと、白いシミが残る可能性があります。そのため、デッキブラシの代わりに固く絞ったぞうきんがおすすめです。
 

ぞうきんで水分を拭き取る
デッキブラシで掃除したあとは、ぞうきんで土間の床部分の水分を拭き取ります。その後、玄関や窓を開けて土間を乾燥させましょう。玄関や窓を開け放しにできない場合は、扇風機で風をおくり代用できます。

ガンコな土間部分の汚れは業者に依頼する

ガンコな土間部分の汚れは業者に依頼しましょう。清掃業者の中には、高圧洗浄機による洗浄を行っているところもあり、土間の床部分も簡単に落とすことが可能です。

土間の汚れでお困りの方は、清掃業者の依頼も検討してください。

 

まとめ

手軽にできる土間掃除の方法とは、土間掃除の手順も詳しく紹介

今回の記事では、以下のポイントを紹介しました。

・土間部分のおもな汚れは土や砂のホコリ
・黒ずみの汚れにはアルカリ性の洗剤で落とせる
・花粉に関しては掃除機での清掃がおすすめ
・土間掃除にはほうきやデッキブラシがおすすめ
・ガンコな土間部分の汚れは清掃業者への依頼がおすすめ

定期的な掃除を心がけることで、土間部分を清潔に保てます。土間の設置に興味のある方は、ぜひリノベーション会社へ相談してください。土間の設置費用やリノベーションの具体的な手順を聞けるでしょう。