「IHクッキングヒーターを交換したいな」とタイミングとはいつでしょうか。新しく出たタイプが気になるとか、最近調子が悪いとか。まだ使えるからとそのままにしていませんか?もし不満があるまま使い続けているのならるのは、毎日のことだけにストレスになってはいませんか?
思い切って交換したい、と思ったときに気をつけることは何でしょうか。ここではIHクッキングヒーターに交換すべき時期や、いざ交換となった場合に知っておきたい規格についてお話しします。
交換の時期はいつだろう?
古くなっても少々調子が悪くても同じものを使い続ける。安易に捨てないというのは昨今の時流に合った考え方ですが、IHクッキングヒーターについていうなら、必ずしも正しいとは言い切れません。日々ストレスがたまるのはもちろん、安全性においても疑問だからです。
ここでは交換の時期について考えていきましょう。
修理が必要になったとき
天板のガラスにヒビが入ったり、加熱に時間がかかったり、電源が入らなくなったり。IHクッキングヒーターを使い続けていると、不調は何かと出て来るものです。まずは修理を考えるべきですが、気になるのが修理費です。
【トッププレート割れ・傷(天板ガラスの交換)】…2万2,000~3万4,000円
【加熱しない(IHヒーターの修理・交換)】 …1万5,000~3万9,000円
【電源が入らない】 …1万3,000円~3万4,000円
これらは三菱電機のHPに掲載されているIHクッキングヒーターの修理料金の目安。技術料やパーツ代、出張料の合計で結構な値段がかかるのです。5、6万円で新しいIHクッキングヒーターが買えてしまうことを考えると、修理すべきか交換するか、悩みどころでもあります。
メーカー保証期間を超えて仕様している時
大抵のIHクッキングヒーターのメーカー保証期間は1年ですが、パナソニック、日立、三菱の3大メーカーは有償での保証延長サービスを設定しています。比較的安価に無料で出張修理をしてくれますからおすすめです。これらの期間は最長で8年。それ以上は責任を持ちかねないというメーカーのメッセージと考えることもできそうです。
つまり8年使ったIHクッキングヒーターであれば、寿命が近いと考えることができます。高額な修理を行ったとしても、寿命ならば他の部分でまた修理が必要になる可能性も。交換を検討する時期に差し掛かっているのかもしれません。
新しいIHの魅力に気が付いたとき
今でこそ手軽な価格のものも登場していますが、昔のIHクッキングヒーターは非常に高価なものでした。新型のIHクッキングヒーターを見ていただくとそのイメージがガラッと変わるかもしれません。機能面でも使用感でも日進月歩、以前は上位機種にしか搭載されていなかった機能が、普及機種にも搭載されているのです。
「新しいIHクッキングヒーターっていいな」と感じてしまった時にも、交換検討をしてみても良いでしょう。その後の生活がより快適になるとすると、必要な経費と言えそうです。
IHクッキングヒーター交換の規格
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いざIHクッキングヒーターを交換しようとなった場合に、気になるのが規格です。使っているキッチンに、ピッタリとマッチするかどうか心配になりますね。しかし心配はありません。一体化しているシステムキッチンとコンロ台が独立しているキッチン、2つのパターンを見ていきましょう。
システムキッチンには「ビルトイン」タイプ
システムキッチンの規格はメーカーが違っても同じですから「ビルトイン」と呼ばれているタイプに交換できます。このことは、お使いのIHクッキングヒーター「本体」の幅を測ってもらえばわかるはず。輸入物などでもない限り60cm幅でしょう。ここでの注意点は「本体」の幅というところ、ガラス張りの天板ではなくグリルが付いている前面の幅です。
本体幅は60cmという規格で統一されている一方で、ビルトインタイプの天板の幅は60cmと75cmの2種類があります。しかし本体幅が同じならば、どちらも問題なくシステムキッチンにマッチしますのでご安心ください。ただガスコンロからIHクッキングヒーターへ交換する場合は、75cm幅のものはマッチしない場合がありますのでご注意ください。
コンロ台が独立している場合は「据え置き(据置)」タイプ
システムキッチンではなく、コンロ台が独立しているようなキッチンでも規格は同一です。この場合選ぶべきは「据え置き」タイプ、こちらも問題なくすっぽりと収まってくれるはずです。
ただ規格に合っていない可能性もありますし、ガスコンロからの交換なら別途電気工事が必要になりますのでご注意ください。
まとめ
以上、IHクッキングヒーターの交換すべき時期と規格についてお話してきました。つまるところは、交換したくなったらタイミング、規格は基本的には同一ですから心配はほぼ無用ということです(念のため、業者に確認を)。同時に検討したいのがシステムキッチン自体の交換、こちらも最新にしたならばキッチンでの作業が快適になることは想像にやすいですね。
もったいない、という気持ちは非常に大切です。交換したい気持ちがあるのに踏み出せないでいるのならば、ストレスを感じながら使い続けたり、交換しようか迷ったりしている時間も同じくらいもったいない。という風に考えてみてはいかがでしょうか?