リノベーションをする上で、床や壁と同様にこだわりたいのが照明です。一般的なシーリングライトではなく、ダクトレールを使ったおしゃれな照明はいかがですか?ただ、原状回復が必要な賃貸物件では設置が難しい、と諦める方も多いかもしれません。実は賃貸物件でもダクトレールを設置する方法はあるのです!
この記事では、そんな賃貸物件でダクトレールを設置する方法についてご紹介していきます。
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実はそんなにハードルが高くないダクトレール
「ダクトレール」と聞くと、カフェやギャラリーなどで多く見かけるイメージがあります。そのような場所で実際にダクトレールを観察すると、天井に直接取り付けられています。
天井に直接取り付けるタイプのダクトレールを設置するには、電気業者に依頼して工事する必要があります。 天井に手を加えることになるため、賃貸物件では事前にオーナーの許可を得る必要があるでしょう。許可を得られればよいですが、得られなければ諦めざるを得ません。
オーナーの許可を得ずに工事をして、何かトラブルが発生したり、原状回復に支障が出たりすれば、大きな損害が発生する可能性もあります。
賃貸におけるダクトレールの設置はハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、賃貸物件でも設置する方法があります! しかも、大規模な工事も必要がなく、自分で取り付けることもできます。
オススメは、簡易取り付け式ダクトレール!
賃貸物件でも簡単にダクトレールを設置する方法の中で、オススメなのが「簡易取り付け式ダクトレール」を使用する方法です。
簡易取り付け式ダクトレールをオススメする理由
既存のシーリングライトやペンダントライトは、天井に設置された配線器具に取り付けられている場合が多いです。簡易取り付け式ダクトレールは、この配線器具に直接取り付けることができるため、電気工事の必要がありません。さらに、賃貸物件の天井を傷つけることなく設置できます。
価格もリーズナブルで、安いものでは、3,000円程度から購入可能です。通常の照明を設置するのと変わらない気軽さで、部屋をオシャレに変身させることができます。
参考:簡易取り付け式ダクトレールの商品例(楽天市場)
簡易取り付け式ダクトレールのデメリット
このように安価で手軽に取り付け可能な簡易取り付け式ダクトレールですが、本格的なダクトレールに比べるとデメリットもあります。
- 設置する場所が選べない
既存の配線器具に取り付けるため、もともと照明がある場所にしか設置できません。壁沿いに設置してポスターやアートを照らしたり、ダウンライトが埋め込まれていた場所に設置したり、ということはできないので、レイアウトが制限されます。
また、配線機器の周囲の天井に段差があると設置できません。機器周辺の天井の状態を確認しておく必要もあるでしょう。
- レールの長さが短い
簡易取り付け式ダクトレールの場合、長さが1m〜1.5mほどの短いものがほとんどです。そのため、一定の間隔で幅広く照明を設置することができません。
- レールと天井の間に隙間ができる
配線器具に取り付けるため、ダクトレールと天井の間にどうしても隙間ができます。見た目がスタイリッシュではないということのほかに、ダクトレールの上部にホコリやゴミがたまりやすいというデメリットもあるでしょう。
柱を立てれば賃貸でもオシャレに設置できる?!
賃貸物件でダクトレールを設置する方法として、もう一つご紹介したいのが「簡易的な柱を立てる」という方法です。簡易取り付け式ダクトレールに比べると手間はかかりますが、いくつかのデメリットを解消できます。
設置方法はいたってシンプルです。用意するものは、天井高よりも少し短い角材を2本、間に渡す角材を1本、それに角材と天井の間をつなぐ突っ張り棒やアジャスター金具などの部材です。
角材の片方を壁に沿って立ち上げ、もう1本の角材を決めた位置に立ち上げます。柱のように立ち上げた2本の角材の間に、梁の役割を果たす角材を渡し、そこにダクトレールを取り付ければ完成です。配線は、柱伝いに壁のコンセントへ接続すれば問題ありません。
この方法であれば、天井や壁に傷つけることなくダクトレールが設置できますし、簡易取り付け式よりも長いダクトレールでも設置可能です。また、柱さえ立てることができれば、どこでも設置できるため、レイアウトの自由度が高いのもメリットです。
まとめ
賃貸物件ではハードルが高いように感じるダクトレールですが、賃貸物件でも取り付けられる方法があるということをご紹介してきました。制限の多い賃貸物件であっても、工夫次第でリノベーションの幅を広げられます。
この記事を参考にして、こだわりの部屋を目指してみてはいかがでしょうか。
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