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シーリングライトの我が家を、レール照明でオシャレにチェンジする方法

シーリングライトの我が家を、レール照明でオシャレにチェンジする方法

「カフェのようなレール照明にしたいけど、家にはシーリングライトしかない」こんな方は多いのではないでしょうか。持ち家なら配線工事でレール照明を増設することもできますが、賃貸ではそうはいかないのが現実。

ところが、賃貸でもレール照明にチェンジする方法があるのです。これで理想のオシャレ空間も夢ではありません。

今回は、シーリングライトのかわりにレール照明を取り付ける方法をご紹介します。

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シーリングにレールを取り付けよう

シーリングライトの我が家を、レール照明でオシャレにチェンジする方法

天井照明用のレール取付は、基本的には特別な工具なしに自分でも行うことができます。ここでは簡易レールの機能や取り付け方法をご紹介します。

賃貸でも使える簡易レール
簡易レールは、既に天井にあるシーリングという、コンセントの役割をする配線器具に取り付けるだけで良いお手軽アイテム。様々なタイプが販売されており、多用なデザインや機能の中から好みのレールを選ぶことができます。

取り付けイメージは、おおむね次の写真のようになります。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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デザインは黒や白、木目調のものが多くラインナップされています。照明の位置が調整できるよう、レール部分の回転、スライド機能を持つ物もあります。中にはリモコンで電源on/offが切り替えできるものも。シーリングライトでは食卓や机をうまく照らせない場合にも、レール照明なら効果的に照らせるかもしれません。
なお簡易レールの場合は、基本的に天井とレール間にスキマがで開きます。電気工事をして取り付けるレールのように、天井へ密着させたり埋め込んだりといった使い方は難しいでしょう。
とはいえ、賃貸でも使用可能である点は魅力です。次にご紹介するように、取り付けも業者に依頼しなくても良い程度の作業となっています。

簡易レールをシーリングに取り付ける4つのステップ
簡易レールをシーリングに取り付ける方法は、大まかに分けて4つのステップで完了します。商品によって対応しているシーリングや取り付け方法が若干異なる場合があるため、実際の購入・取り付けの際には商品説明をご確認ください。

【ステップ1】
レールセットに付属しているアタッチメントをシーリングに取り付けます。賃貸向けの場合、基本的にネジを使わずワンタッチで可能とされています。

お手軽に行うには、商品購入時に以下の点をご確認ください。
 ・ シーリングに取り付けるアタッチメントが付属しているか
 ・ 天井へのネジ止めが不要か

簡易レール全てが賃貸向けという訳ではなく、中には天井へのネジ止めが必要なタイプもあります。購入の際はご注意ください。

【ステップ2】
アタッチメントとレール側のコードを接続します。落下防止のチェーンも取り付ける商品の場合、チェーンの取り付けも忘れず行いましょう。

【ステップ3】
アタッチメントとレールをナット等などで固定します。これで天井にレールが固定されることになります。

【ステップ4】
レールにアジャスターが付属している場合、アジャスターの伸び具合を調整してレールを平行にしましょう。

ネジ止めが不要なタイプなら、基本的には工具の準備も不要とされています。事前に工具を買いそろえなくても良い点はメリットと言えるでしょう。

レールをしっかり取り付ければ、あとは照明を吊り下ればOKです。次は、照明の取り付け方法や注意点を解説します。

レールに照明を取り付けよう

レール用の照明なら取り付け方はカンタン。多数の商品がレールの溝にプラグを差し込んで、90°ひねって固定するだけで完了です。

レール照明には様々なタイプの照明が販売されており、こだわり派にはうれしいアイテムと言えるでしょう。レール照明としてメジャーなのが、ペンダントライトとスポットライト。どちらも複数付けてして明るさを調整できます。両方を組み合わせた例がこちらです。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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レール照明の場合、狭い場所を照らすためにスポットライトを付けたり、ペンダントライトのデザインを楽しんだりと幅広い活用法が考えられます。この例のように多数組み合わせて、より明るくしても良いでしょう。

ただし、好きな照明を好きなだけ付けられる訳ではありません。レールあたりの電力や重さには上限が決められています。

レールの上限ワット数
レールには上限のワット数が決められています。取り付ける照明の合計ワット数が、レールの上限ワット数を超えないようにしなければいけません。

レールの上限ワット数を超えてしまうと、ショートする可能性があります。ショートは器具の破損だけではなく火災につながり得る危険なものです。レール購入時に、上限のワット数を忘れずチェックしておきましょう。

レールの耐荷重
耐荷重とは、レールが耐えられる重さのこと。大きな照明や、照明以外にも物を吊るしたい場合には特に注意が必要です。

耐荷重の範囲内であっても、レールの片方に偏った照明の取り付けは推奨されていません。レールの落下や破損につながるとされています。
 

今まで使っていたシーリングライトをレールに付けたい時は

シーリングライトの我が家を、レール照明でオシャレにチェンジする方法

これまではレール用の照明について解説しました。最後に、今まで使っていたシーリング用のライトをレールに付ける方法についてお伝えします。

シーリングライトをレールに付ける方法
本来の形状のままでは、シーリングライトをレールに取り付けることはできません。引掛けシーリングを吊るすことができる、レール用プラグを別途用意する必要があります。レール用プラグはホームセンターなどで販売されています。

シーリングライトをレールに付けることで、幅広く部屋全体を照らしやすくなるメリットがあります。スポットライトやペンダントライトでは暗いと感じた場合、検討しても良いでしょう。

一方、シーリングライトは天井に密着するデザインとなっているものがあります。人によっては、レールとの接続面に違和感を感じてしまうかもしれません。また、重いシーリングライトであればレールの中央に取り付けるなどの工夫が必要となることもあります。

まとめ

シーリングライトしかないお部屋でも、賃貸でも、簡易レールを使えばレール照明に変えることができます。基本的に取り付けはカンタンで、お手軽に照明のおしゃれ度アップが狙えるでしょう。

また、シーリングライトをレールに取り付けるためのプラグも販売されています。形状さえ合えば、今まで使っていたシーリングライトや雑貨店などで見つけた好みのシーリングライトも、レールに取り付けて楽しむことが可能です。

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