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フル(全面)リフォームのおしゃれ事例5選〜1000万円台編〜

リフォームやリノベーションを検討する際、せっかくならおしゃれな部屋にしたいものですよね。今回は1000万円台でフル(全面)リフォームした物件の中から、おしゃれな事例5選を紹介していきます。予算1000万円台でリフォーム・リノベーションを考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

事例1:部屋数を減らして充実WIC

1つ目の事例は、55m2・2LDKの部屋を1LDKとすることで、ゆとりある間取りを実現した一人暮らしの部屋です。画像は明るく開放的なリビングの様子。窓際の床はキッチンと同じ防水性の塩ビタイルで作られており、植物をたくさん置けるインナーバルコニーとなっています。これだけ広さがあれば、リビングダイニングにも遊びを持たせられますね。

せっかく開放的なリビングダイニングも、隣接する部屋と区切ってしまうと閉塞感を感じてしまうもの。隣室との仕切りをガラス扉にすることで、空間のメリハリと開放感・明るさを両立させています。

2LDKから1LDKに部屋を減らしたことで、使い勝手のいいウォークインクローゼットを設けることができました。元は部屋ごとに分かれていた収納を1箇所にまとめられるため、居室空間を最大限有効活用できるのもポイントです。

・事例:「【リノベ|インタビュー】一人暮らし。中古だから叶った都心×角部屋×55m2。緑と光のある暮らし」

事例2:思い切って3LDK→1LDKに変更!

2つ目の事例も、フルリフォームによって部屋の数を減らしています。「男性の一人暮らしだから部屋数は要らない」というオーナーの希望により、なんと3LDKの部屋を1LDKに変更。和室と洋室2部屋あったところをリビングダイニングに作り替え、そこにオープンキッチンを設置しました。細かく仕切られた空間を広く使っているので、開放感が生まれています。無垢材のカウンターと白タイルの組み合わせは、これぞ男性の一人暮らしというインダストリアルな魅力が詰まっていますね。

部屋数を減らすことで、あらゆる空間にゆとりが生まれます。こちらは玄関の脇を広げることにより生まれた土間収納。室内に自転車を置けるこだわり空間が誕生しました。

部屋の持つ役割によって、広さやデザインにメリハリを持たせられるのもフルリフォームの魅力。「寝室は寝るだけの場所」という考えから、寝室は必要最低限の広さにしています。寝室を小さくした分、土間収納にスペースを割けるというわけなのです。

・事例「【リノベ|インタビュー】「男の1人暮らしには、1部屋あればいい」3LDKを1LDKに。リアル男前リノベ」

事例3:子育て世帯でもおしゃれを忘れない

小さな子どもがいる家庭だと、家には物があふれかえり生活感が出てしまいがち。3つ目の事例は、そんな小さな子がいる家庭にもかかわらず、スタイリッシュな空間を実現したフルリフォームです。まず目を引くのが、ステンレスのカウンターと壁面の見せる収納が印象的なオープンキッチン。「使いやすさよりもデザイン重視」というキッチンですが、リビングダイニングで遊ぶ子どもを常に見守っていられる安心設計でもあります。

子どもが大きくなると、親は出勤、子は登校と朝の支度が被りがち。洗面台は親子3人が並んで使える幅を確保することにより、貴重な朝の時間も余裕を持って支度できます。

ファミリーが暮らす家はどうしても物が多くなるため、いかに収納を確保するかが重要です。この事例では寝室の隣にウォークインクローゼットを設けることで、居室のスタイリッシュさを保ちつつ十分な収納力を確保しました。ウォークインクローゼットに物が収まらなくなったら何かを処分することにより、物量を調節できるのもポイントですね。

・事例:「【リノベ|インタビュー】ギャラリーライクな見せる収納で「脱・生活感」。子育て感を出さないオシャレリノベ」

事例4:カフェテイストの広々LDKがポイント

続いての1000万円台フルリフォーム事例は、カフェテイストをテーマに仕上げた部屋。カフェテイストと一口に言っても、どんなカフェを目指すかによってイメージはさまざまです。そこでポイントになるのが「何の素材を使うか」ということ。カフェテイストという大枠のテーマに加え、木×アイアンという基本素材を決めることにより、全体に統一感のある内装に仕上がっています。天井のウッドパネルやオールステンレスのアイランドキッチンなど、部分的に存在感のある素材を取り入れることで空間にメリハリが生まれていますね。

寝室と廊下を仕切る扉を大胆にもガラス扉にし、床の無垢フローリングを廊下から奥のリビングまで縦一線に張っています。玄関からリビングまで開けた視界により、空間を広く見せられるテクニックです。

家族にとって、一緒に寝る時間はとても大切な時間。寝室は家族全員が一緒に寝られるように広い空間を確保しています。家族との時間を大切にしたい人にとっては、参考になるアイディアではないでしょうか。

・事例:「【リノベ|インタビュー】70.44m2|解放感たっぷりの間取り術!2LDK+アイランドキッチン」

事例5:家族の食を支えるキッチンに見せるこだわり

最後に紹介するのは、可愛らしいキッチンとリビングドアが印象的なこちらのフルリフォーム事例です。オーナーの最大のこだわりポイントはキッチン。海外の造作キッチンをヒントに手作りされたL字キッチンは、木の温もりを感じられる空間です。天井は躯体現し、床はモルタルというインダストリアルデザインでありながら、木をふんだんに使用することで無機質な印象は受けません。ちなみに、リビングドアもオリジナルで作られた物。どうしてもこだわりたいポイントは、既製品に囚われずに考えるというのも一つの方法です。

やはりファミリーであれば収納力は命。子ども部屋の面積を削ってできたウォークインクローゼットは、家の収納問題を一気に解決してくれる優れものです。

最近では、個室ではなく見える場所に洗面台を設置する例も増えています。洗面台を廊下の一部として機能させることにより、余裕ある空間を演出できるのです。

・事例:「【リノベ|インタビュー】「背伸びしない×こだわり」のバランスが大事。自分たちらしいキッチンを造作で」

まとめ

今回紹介した5つの事例は、いずれも1000万円台でフル(全面)リフォームをしています。1000万円台で新築しようとするとこだわりを諦めなくてはならないことも多いもの。フルリフォームだからこそ、比較的リーズナブルにこだわりを実現できるのです。1000万円台のフルリフォームで、自身の住まいに対する希望を叶えてみてはいかがでしょうか。