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「LGS(えるじーえす)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■LGS(えるじーえす)

「LGS」とは「えるじーえす」と読みます。

「LGS」とは、「Light Gauge Steel(ライト・ゲージ・スティール」の略です。日本語に訳すと、軽量鉄骨のことを指しています。鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの建物を建設する際に、天井や壁の下地材として用います。

LGSの厚さは1.6mm~4.0mmで、2mm程度の薄い鉄板に亜鉛メッキを加えているのが特徴です。LGSで組まれた天井や下地は、軽天井と呼ばれています。LGSにはさまざまな形状があり、最も人気の高いC形をはじめ溝形、山形、Z形などがあります。

LGSのメリットは安定していることです。壁や天井の下地材として木材がありますが、湿度が高かったり気温が低かったりすると反りや曲がりなどが生じてしまいます。一方でLGSは天候や湿度に左右されにくいので安心して使えるのです。

LGSの別のメリットは使いやすさです。木材に比べると軽量なので、スムーズな搬入を期待できるでしょう。シロアリなどの被害も受けないため、作業に集中しやすいという強みがあります。

一方で、LGSには微調整が難しいというデメリットがあります。木材の場合には部分的な加工や調整が可能ですが、LGSは金属でできているので調整が難しいでしょう。

LGSを電気丸のこなどでカットしようとすると火花が飛び散り、他の資材に引火する危険性があります。LGSを現場で扱うときは大工以外にLGSを専門に取り扱う職人が必要になるため、高額な人件費がかかることがあります。

(フトコロ・タイムズ「LGS、軽量鉄骨、軽鉄とは? 用途や規格について」)

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