一戸建てより部屋が狭くなってしまうことも多いマンション。マンションに住む場合、内装に様々な工夫をすることで、部屋を広くおしゃれに見せることもできます。今回は、マンションの内装をおしゃれに見せる方法を紹介します。
マンション内装を変える1 床と扉の配色を工夫
部屋をおしゃれに見せるには、部屋の内装の配色をこだわることが大事な要素のひとつです。内装は壁、床、扉の色で決まります。部屋の中で一番面積が多いのは、壁です。ただ、壁はほとんどの家で白系かベージュの場合が多いのではないでしょうか。
どのインテリアにも合わせやすい様に、また長く居続けられて圧迫感を感じない様に、そして空間にいる人へ落ち着きや明るさを与えるといったところから白系かベージュが使われています。壁はほとんどの家で変わらないので、内装カラーは「床(フローリング)」と「扉(建具)」で決まるとも言えます。
床はフローリングやタイルがありますが、今回はフローリングで考えます。ここでは、床と扉の組み合わせで与える印象を紹介します。
扉「ブラウン(ウォールナット系)」×床「ダークブラウン」
最近流行っているウォールナット系のブラウンのフローリングの場合には、扉(建具)はダークブラウンを使うことで引き締まった印象を感じるでしょう。
最近はどこの家具メーカーにもウォールナット色が出てきているようです。フローリングに合わせた家具を置くと統一感が出てすっきりとしたまとまりも感じます。扉がダークブラウンだとメリハリ感を出す効果も期待できます。
扉「ホワイトベージュ」×床「ホワイトベージュ」
明るいベージ系のフローリングは最近人気が高まっていると言われます。
中でも、一般的にナチュラル系と言われる色よりも明るい白っぽいフローリングが注目されているようです。同系色の扉を合わると、どんな家具でも合いそうです。家具でメリハリを出すと部屋が引き締まるでしょう。
扉「ブラウン」×床「ブラウン」
フローリングも扉もブラウンでまとめた空間は、上品さが出るとされます。
さらに、グレーのタイル等をアクセントにした扉を取り付けると、より一層高級感も感じられます。家具はダークブラウンで合わせると、落ち着きある空間に仕上がりますね。
マンション内装を変える2 間取りや家具を工夫
間取りや家具を工夫することで、部屋をおしゃれに見せることもできます。「狭いけれど、なんとか部屋を広く見せたい」「開放感のあるリビングにしたい」「家具の圧迫感をなくしたい」など、様々な理想があることでしょう。ここでは、間取りや家具の観点から、マンションの部屋をおしゃれに見せる空間づくりのポイントを紹介します。
間仕切りを減らす
まず、間仕切りを減らすリフォームを検討してみましょう。壁や建具を減らしたり、大きな柱を壁の内側に隠すなどのリフォームで、視線が奥まで届くので、開放感ある雰囲気もつくり出せます。奥まで光や風が届くので、お部屋が明るく通気性も良い空間に変わるでしょう。例えば、扉を引き戸に付け替えることで、通常は大きな部屋として使い、必要なときに部屋を区切るという使い分けも可能になります。
窓枠やドア枠を大きく確保する
窓枠を大きく確保したり、ドア枠を大きく確保しても、開放感のある部屋になります。窓枠を大きくすると、日光をより効率よく取り込めるので、部屋を明るくできるでしょう。
ドア枠については、建具の上の垂れ壁や裾壁をなくすことで、固定化された部屋のしきり面積が少なくなり、ドアを開けた時の開放感を高める効果も期待できます。
背丈の低い家具を選ぶ
背丈の低い家具を選ぶことでも、圧迫感を減らし、部屋を広く見せることができます。
例えば、ダイニングテーブルの椅子は2〜6個置くことも多いですが、例えばテーブルと同じ高さの背の低い椅子にすることで、部屋を広く見せることができるでしょう。
部屋全体を見渡す時に視界に入る家具を工夫することでも、空間を広く見せ、おしゃれに見せることができると覚えておいてください。
まとめ
マンションの内装をおしゃれに見せるには、「床と扉の配色」「開放感のある間取り」そして「家具の工夫」などがポイントとおわかりいただけたと思います。
部屋をより広く見せることは、結果的におしゃれな空間づくりにつながりますので、ぜひお試しください。