誰でもわかるリノベ用語集734
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■框戸(かまちど)
「框戸」は「かまちど」と読みます。「框戸」とは、框と呼ばれる枠材で枠組みをした扉のことです。扉の中央部にはガラスをはめ込みます。框戸は名前の通り框組構造で作られており、格子、羽根板、ガラス板などを使って一枚戸にします。
框戸の魅力は質感です。框戸には無垢材が使われており、天然木の自然な温もりを感じられるでしょう。扉に触れたときの手触りもよく、ノックしたときには重量感のある音がします。
框戸の別の魅力は、経年変化を楽しめることです。無垢材は時間の経過と共に色味が変化します。木の種類によって色味が異なるため、框戸を使用すれば色味の変化を楽しめるでしょう。無垢材は合板とは異なり、傷がついたときでも下地が見えてしまうことはありません。
一方で框戸には注意点もあります。1つ目の注意点は値段です。他のタイプの扉と比較すると高めの傾向にあるでしょう。2つ目の注意点は床との合わせにくさです。フローリングも木材を使用しており、フローリングの木目と框戸の木目が異なると、アンバランスな印象を与えてしまいます。框戸を設置する際にはフローリングの質感を確認しておくのがおすすめです。
框戸とは正反対の扉として、フラッシュ戸があります。框で作った骨組みに、合板などの面材を張り付けて仕上げる扉のことです。框戸と同じように、中央部分にはガラスをはめ込みます。フラッシュ戸の場合、ラワン、シナノキ、ポリエステル、メラミン板などが使われます。
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