古くなったキッチンをリフォームしたいものの、どのくらいの費用がかかるのか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キッチンのリフォームのタイミングとリフォームの費用についてまとめました。キッチンのリフォームを検討している方は参考にしてください。
キッチンリフォームのタイミング
キッチン耐用年数は、一般的には20年程度といわれています。
また、設置された各設備ごとに耐用年数があります。下記で各部分のおおよその耐用年数を見てみましょう。
・蛇口 8~10年
・換気扇 8~10年
・IHクッキング 10~15年
・レンジフード 10年
・ガスコンロ 10~15年
・配水管 10年
・食器洗い洗浄機 10年
・ガス給湯器 10年
・シンク 10~20年
・システムキッチン 20年
耐用年数が経過しても使用できるのならば問題ありませんが、頻繁にトラブルが発生する場合には交換や修理が必要でしょう。故障した部分を修理して費用を安くおさえることもできますが、耐用年数が経過した設備に関しては、生産終了になっているものもあります。その場合には、リフォームの検討をおすすめします。
キッチンが使いづらいと感じたときもリフォームのタイミング
キッチンは毎日使用する場所です。キッチンのレイアウトが合っていない場合、毎日の調理にストレスを抱えることもあり得ます。家族数や生活環境の変化によって、キッチンが使いづらいと感じるようになったときはリフォームを検討しましょう。
キッチンリフォームにかかる費用
キッチンのリフォームは、本体の費用に加えて工事費用がかかります。おもな工事とかかる費用の目安は上表のとおりです。
リフォーム業者によっても工事費用は異なるので、見積もりの際に確認しておきましょう。
キッチンの周辺工事の費用
キッチンを交換するときに、床や壁などを一緒にリフォームしてキッチン全体を新しくすることもおすすめです。床や壁などの周辺工事の費用目安は以下のとおりです。
・クロスの張り替え 1平方メートルあたり約800円
・床フローリングの張り替え 1平方メートルあたり約1,000円
・床下下地の補修工事1平方メートルあたり約3,000円
・間仕切り壁の撤去・追加1平方メートルあたり約5万円
依頼する業者によって異なることがあるので、事前に確認しておきましょう。また、クロスやフローリングに関しては、使用する素材によっても金額が変わると覚えておいてください。
キッチンリフォームの注意点
キッチンのリフォームを行う際には以下の4つの点について注意しましょう。
リフォームの工事期間
キッチンのリフォームの工事期間は1~2日です。ただし、時期によっては配管や配線の業者がすぐに作業できない場合もあるので注意が必要です。1週間はキッチンが使用できないと考えておきましょう。
なお、キッチンの位置を大幅に移動する場合には、もう1週間かかることもあります。その場合には、キッチンが使用できない期間の生活についても考えておくことが必要でしょう。
キッチンのサイズ
新しく設置するキッチンのサイズを検討するときには、搬入経路についてもしっかりと確認しておきましょう。キッチンルームには収まるものの、搬入方法がないために設置できなかったということも起こりえるので注意が必要です。
マンションのキッチンのリフォームについては、搬入経路に加えてエレベーターの幅にも注意が必要な場合があります。
リフォーム業者の選び方
キッチンのリフォームに関しては、水回りの専門のリフォーム業者に依頼しましょう。水回りの専門業者は水回りの工事のスキルを持った職人を抱えています。そのため、安心してお願いできるのでおすすめでしょう。
必要な設備をチェックする
キッチンのリフォームの際に設置したものの、使用しなかったという例もあります。食器洗い機や床下収納は、家族数が少ない場合には使用する機会がないこともあるので注意しましょう。リフォームを計画するときには、家族でよく話し合うとよいでしょう。
まとめ
キッチンの耐用年数は20年ほどと言われます。耐用年数が過ぎた設備に関しては、生産終了したために部品を入手できない場合もあります。そのため、20年以上が経過したキッチンについては、リフォームの検討をおすすめします。
リフォームは、本体に加えて工事の費用もかかります。また、キッチンの位置を移動する場合には、床や壁のリフォームも必要でしょう。見積もりを依頼するときには、工事費用や工事期間を確認しておきましょう。
参考
・システムキッチンのリフォーム費用や価格の相場は?
・キッチンの撤去費用は?
・システムキッチンリフォーム工事費用の相場
・キッチンリフォームの工事費は?各社の工事費を大調査!
・キッチン・台所のリフォーム費用や価格の相場は?