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子育て世帯のリフォーム・リノベーションにおすすめの建材・素材とは

リノベーションに使われる素材には、さまざまなものがあります。見た目の好みで決めるのもひとつですが、せっかく素材を選べるのであれば子育て世帯にありがちな悩みを解消してくれるような素材を選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、子育て世帯のリノベーションにおすすめの床材や壁材をご紹介します。

 

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子育て世帯のリノベーション素材はここをチェック

子育て世帯がリノベーションに使用する壁材や床材を選ぶ際に、チェックしたいポイントをご紹介します。

お手入れのしやすさ

育児や仕事をこなす毎日の中で、家の掃除にあまり時間をかけられないこともありますよね。リノベーションをするなら、お手入れしやすい素材を取り入れるのがおすすめです。

特に水回りは汚れやカビなどが気になりやすく、かつ衛生的に保ちたい場所でもあります。汚れが付きにくい素材や、清掃性や耐水性の高い素材を選ぶと良いでしょう。

家の中でも、トイレや洗面スペースは限られた空間になることも多いものです。面積の小さい空間だからこそ、コストがかかるような高機能な床材や壁材にしてみるのもひとつの方法です。

キズや衝撃への強さ

子どもが遊んでいるうちに、床や壁にキズを付けてしまうこともあります。言葉で伝えて分かる年齢であれば防ぐことも可能ですが、低年齢のうちはなかなか難しいこともあるでしょう。

なるべくきれいに使い続けられるように、少しのキズや衝撃には耐えられる素材や、キズが付いた場合でも簡単に修復できるような素材を選んでみてはいかがでしょうか。

防音性

特に集合住宅においては、子どもの足音や泣き声、騒ぎ声が近隣に聞こえていないかと気になる場面も多くあります。近隣住民とのトラブルを防ぐためにも、防音性についても考えておくと安心です。

足音が気になる場合は、クッション性のある床材の使用や、床材の下に遮音マットなどを敷き込む方法を検討しましょう。音漏れが心配な場合は、下地に防音性のある壁材を使用してクロスなどで仕上げる方法や、仕上げ材としても使える吸音壁材を使用する方法があります。

安全性や快適性

硬い床材の場合、転倒時のけがのリスクが高まります。そのため、衝撃を吸収してくれるような、クッション性のある床材を選ぶと安心です。

子どもは大人よりも身長が低く、床の冷えが体に伝わりやすいため、床のひんやり感を抑えてくれるような床材であれば、快適さも増すでしょう。床暖房を検討する場合は、床暖房対応のものを選ぶ必要があります。

 

子育て世帯のリノベーションにおすすめの素材

子育て世帯のリノベーションにおいて、床や壁におすすめの素材を5つご紹介します。

表面強化・防汚クロス

表面を加工することで、一般的なビニールクロスと比べて、衝撃などによるキズやはがれ、破れが起きにくいように、機能性を持たせたクロスがあります。汚れ防止機能を持たせたものや、水拭きなどでさっと汚れを落とせるクロスであれば、日頃のお手入れもしやすいでしょう。洗面スペースやトイレには、抗菌作用のあるクロスを使うと衛生的に保てます。

水性のウレタン樹脂をコーティングして、表面の強度を上げたウレタンコートクロスもあります。マットな仕上がりで、キズが付きにくいことに加えて、汚れが拭き取りやすいのが特徴です。施工性にも優れています。

珪藻土・漆喰

珪藻土や漆喰は、天然由来のものからつくられた自然素材です。シックハウス症候群の原因となる、化学物質が気になる方にもおすすめです。

どちらも無数の穴が開いている多孔質な素材であり、室内の湿度を一定に保とうとする調湿効果が期待できます。消臭効果や、塗り壁ならではの温かみや高級感も魅力といえます。

ひび割れや衝撃によるキズが付きやすいのが難点ですが、軽微なものであれば、自分で部分的に補修もできます。吸水性が高いことからシミになりやすいため、水回りに使用する場合は注意が必要です。水が飛び散りやすい場所は、部分的にタイルやパネルを張るなどして保護すると良いでしょう。

無垢材

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床や壁、腰壁、天井などにも使える無垢材は、リノベーションで人気の素材のひとつです。自然なままの木材を使用しているため、木の香りや質感を楽しめます。自然素材による安心感や、温度・湿度を調整する効果も得られます。多少のキズは削って再塗装すれば目立ちにくいため、経年変化を楽しみながら、愛着を持って使えるでしょう。

無垢材は、樹種によって硬さや特徴が異なります。パインやスギは柔らかい素材で、キズは付きやすいものの、肌触りが良いのが特徴です。ウォールナットやチーク、オークなどは硬めの素材で、耐久性に優れています。

畳そのものに空気が詰まっており、断熱性や保温性があります。調湿効果も期待できるため、お部屋を快適に保ってくれるでしょう。クッション性があって衝撃を吸収してくれる上、吸音や遮音効果も期待できます。

ただし、隙間にゴミやホコリがたまりやすいです。放置するとダニが発生する原因にもなるため、こまめな掃除を心がけましょう。

モダンな印象の縁なし畳もあります。洋室とも馴染みやすく、リビング横に子どもが遊ぶスペースを設ける場合にも使いやすいのが特徴です。

クッションフロア

塩化ビニール系の素材で、クッション性に優れています。衝撃や音を軽減させる効果のあるクッションフロアや、抗菌や防カビ効果を持たせたものもあります。タイル調や木目調、石目調などプリントされる模様のバリエーションも多いため、好みのものを選べるでしょう。耐水性があり、水に濡れてもさっと拭き取れます。食べこぼしや飲みこぼしの際にお手入れしやすいのも魅力です。

劣化が早く、キズやへこみもできやすいため、ある程度の年数が経過したら張り替えることも視野に入れておくと良いでしょう。フローリングなどと比べると安価なため、張り替えもしやすいといえます。

まとめ

騒音や汚れ、キズなど、子育て世帯ならではの悩みを少しでも解消するために、リノベーションの際は床や壁に使う素材を工夫してみてはいかがでしょうか。今回ご紹介したおすすめの素材も参考に、防音性や耐久性、お手入れのしやすさ、安全性なども考慮して、リノベーションに使う素材を選びましょう。

writing:ハナミ

 

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