雨や花粉などが原因で外に洗濯物が干せない時に大活躍の室内干しですが、部屋が散らかっている印象を与えてしまったり、そこだけ生活感が出てしまったりと残念ながら見た目でのデメリットもありますよね。ランドリールームのような見せない専用エリアがあればそこまで気にならないのですが、限られた面積の中でそのような空間を作るのもなかなか難しいもの。
そこで今回は、出しっぱなし・つけっぱなしでも、ちょっとおしゃれに見える素敵な「室内干し」をご紹介します。
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もくじ
プランニング段階が大切!オシャレ&快適な室内干し
新築注文住宅やリノベーション後の住宅などでは、室内干しを後から設置しようとしても丁度良いスペースがなかったり、動線上にしか設置できず生活しづらくなってしまうというケースもあります。
残念なことにならないようにするためには、できるだけプランニングの段階から室内干し用のスペースを考えておくことが大切です。その際に、洗濯物をかけておいても生活の邪魔にならないか、干したいものを干すだけの十分なスペースがあるかなど、具体的なイメージを思い描きながら検討しましょう。また、普段からどのくらいの量の洗濯物があるのかを把握しておくとさらに失敗しにくくなるでしょう。
また、室内干しは基本的に下地がある場所にしか設置できない点には注意が必要です。濡れた洗濯物は意外と重くなるので、下地がない箇所に設置すると壁や天井が破損したりバーが落下したりする危険性があります。室内干しの設置を想定しているなら、予め施工会社に伝えて下地を入れてもらうようにしましょう。
現時点では洗濯物が少なく室内干しは不要という方でも、今後家族が増えたり子どもが大きくなったりすると、洗濯物が増えたり服が大きくなったりしてそれを干すために必要なスペースが増えてくることも考えられます。何年か後のことも想定しながら、本当に室内干しが不要かどうか検討すると良いですね。将来必要になった時に設置できるように、ひとまずスペースを確保してそこに下地だけ入れておくという方法もありますよ。
おすすめ1:インテリアのアクセントにも!アイアンバー
こちらはアイアンで作られた室内物干しです。質感のある黒いアイアン素材が部屋のアクセントになるので、見せる物干しを検討している人やインダストリアルが好きな人におすすめです。ステンレスや木製のハンガーで洗濯物をかければセレクトショップのような雰囲気になり、あまり生活感を出さずに洗濯物を干す事ができます。
洗濯物をかけていない時はハンギングプランツや照明などをひっかけてインテリアにもできたり、寝室に設置すればハンガーラックとしても活用できたりと、物干し以外のおしゃれな使い方ができるのも魅力的ですね。
おすすめ2:収納も可能!シンプルなワイヤー物干し
こちらは、ワイヤータイプの室内物干しです。ワイヤータイプの魅力は、シンプルなデザインと必要な時にワイヤーを引っ張り出すだけで使えるというお手軽さですね。見た目は細いワイヤーですが、強度はしっかりとしていて洗濯物を干しても安心感があります。使わない時はワイヤーを壁の小さなボックスに収納しておけるため、普段はスッキリさせておくことができますよ。
また、物干し竿のような存在感もないため、あえてワイヤーを伸ばしたままおしゃれにハンギングインテリアを楽しむこともできます。ただし、対面壁が遠すぎたり扉になっていたりすると設置できないので設置する際には注意しておきましょう。
おすすめ3:下地不要!後付けOKなオシャレ物干し
室内干しは欲しいけれど、建物の完成後に必要になったり、賃貸などで下地がなくて設置できないという場合におすすめなのが、こちらのピンで固定するタイプの室内物干しです。
石膏ボード用のピンを使って下地がない場所にもしっかり固定でき、好きな場所へ簡単に取り付けられます。画鋲の跡と変わらない大きさのピン跡しかつかないので、取り外した後もあまり目立たずに済むというメリットもあります。
そのまま出しておいても部屋に馴染むため違和感なく過ごせますが、邪魔だと感じる場合は竿を外してパタンと閉じるだけで本体をコンパクトに収納できるのも嬉しいポイントですね。取り外した竿については専用の竿掛けもあるので倒れてくる心配もありません。また、ピンでの固定とはいえ、10kgの重さにも耐えられるので、洗濯物が多くても安心して使うことができます。
まとめ
生活感が出やすい室内干しですが、需要が高まっていることでオシャレなアイテムがどんどん出てきています。ネガティブなイメージになりがちな室内干しもインテリアとして楽しめる面があれば、気分が上がって家事もはかどりそうですね。
設置場所については、家事動線や生活動線、日当たりなどをできるだけ考慮しておくとますます快適に使えるスペースができるでしょう。新築やリノベーションでは、プランニング段階で施工会社に希望を伝えれば、設置場所の相談に乗ってくれたり下地を入れるように手配してくれたりするので、忘れずに話しておくようにしましょう。
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