この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
片付いてるのに垢抜けない部屋。それ、もしかしたら使っている「収納用品」が原因かもしれません。そこで今回は、センスもスキルも要らない、使うだけでおしゃれ空間が叶う「かご収納」についてお伝えします。
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どうして?おしゃれに見えない収納の特徴
「片付け」は、おしゃれな部屋を作る上でとても重要な要素です。しかし、「片付いているのに、なんだか垢抜けない」「キレイだけど、味気がない」といった状況があるように、必ずしもスッキリ片付いている状態=「おしゃれ」ではありません。
部屋のおしゃれ感を演出する上で大事とされているのが「統一感」です。部屋のコンセプトに合わせた色、素材、配置…これらがいいバランスで調和された状態が人に「おしゃれ」な印象を与えています。
このバランスの中には、構造体や家具だけでなく収納アイテムも含まれます。素敵な家具が揃っていたとしても、部屋のコンセプトからズレた収納用品を適当に使ってしまうと、「統一感」を出しにくくなってしまうというわけです。
実用的でおしゃれ!場所別かご収納オススメの使い方
部屋をおしゃれに見せるには、収納用品の「統一感」も大事。しかし、何をどのように使えば良いかわからない……そんな時にオススメの収納が、「かご収納」です。
かご収納の特徴は、ざっくりと大雑把に収納しても見た目が損なわれにくいということ。それはつまり、部屋作りに自信がない人でも、並べるだけでおしゃれな雰囲気を作りやすいということです。
そのまま置いても様になるかご収納ですが、より効果的におしゃれな部屋を作りたいのなら、どこに、どんな素材のかごを使うべきか知っておく必要があります。それではここから、場所別にかご収納オススメの使い方をご紹介します。
洗面所・脱衣所にオススメのかご収納
洗面所や脱衣所は、物が集まりやすく、生活感が出やすい場所です。かと言って、全てをしまい込んでしまうと、使いにくくなってしまいます。そんなときに便利なのが「かご収納」なんです。
雑然としてしまいやすい空間にニュアンスをプラスしてくれるのが、ラタン(藤)のかごです。目の詰まったラタンのかごは、柔軟でありかつ丈夫で通気性も抜群。
中身が見えてしまうのが気になる場合や、ホコリを避けたい場合には、写真のような蓋つきのかごもオススメ。
洗面所と脱衣所、洗濯物干しスペースが隣接しているような湿気の多い場所には、水濡れに強いワイヤーのかごもオススメです。自然素材のかごと違って、スタイリッシュな雰囲気に。目の大きなものはタオルなど、目の細かいものはコンタクトやお掃除スプレーなどの収納に向いています。目の詰まり方で印象も変わってくるので、場所に合わせて好みのかごを選びましょう。
玄関にオススメのかご収納
靴磨きに使うアイテムや公園で使うこどものおもちゃなど、毎日使うわけではないけれど玄関に収納しておきたいものって意外とありますよね。そういった、“時々使うもの”もかご収納にお任せ。
独特な形が印象的なかごは、無機質なアイテムと相性◎自然素材ならではの風合いが空間の良いアクセントになります。
リビングにオススメのかご収納
家族が集まるリビングには、自然とモノも集まってきます。リビングのような共有スペースの収納は、「家族みんなが出来る」収納方法を採用することが片づけのポイント。 かご収納は、引き出しや戸棚のような開け閉め作業がない分、ワンアクションでラクに収納できるのがメリットです。写真のように大きなかごが一つリビングにあると、こどもにも扱いやすくお片づけに参加するきっかけにもなることも。木製家具や民族調のラグなど、自然素材同士のモノを合わせればインテリアの統一感がUPします。
まとめ
部屋のアクセントになったり、インテリアと調和して統一感をもたらしてくれる「かご収納」。素材や形、サイズなどで、空間に与える印象も変わってきます。 収納もインテリアの一部。使いやすさも、見た目の良さも兼ね備えた「かご収納」を取り入れて、ワンランク上のおしゃれな部屋を作ってみてはいかがでしょうか。
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