誰でもわかるリノベ用語集318
■細骨材(さいこつざい)
「細骨材」とは、補充材料のことです。骨材とはモルタルやコンクリートに使用される砂や砂利などのことで、セメントや水を混ぜて作ります。コンクリートを作るときには、65~80%を骨材が占めており、コンクリートの作るうえで欠かせない材料のひとつです。
骨材に求められる性質には硬くて強固であること、適度な重量があること、耐久性があり物理的に安定していること、大小の混合状態が適当であること、一定量の有害物質を含んでいないこと、粒の形が球状に近いことなどが挙げられます。また骨材の構成をなす砂や砂利については、塩分を含んでいないものが望ましいとしています。
骨材には大きく分けて2種類が存在します。ひとつは細骨材、もうひとつは粗骨材(そこつざい)です。細骨材と粗骨材の違いは粒の大きさで、粗骨材は85%以上が直径が5mm以上の骨材であるのに対し、細骨材は85%以上が5mm以下とされています。
粗骨材と細骨材を分けている理由は、はじめから混合物として製造すると粉体に近いものから粒子径までさまざまな骨材が混ざり合ってしまい、粒度の安定性を保つのが難しくなるからです。そのため、骨材を管理する際はそれぞれを分けています。
なお、細骨材を構成している主な物資は、川砂や山砂、陸砂や海砂などです。ただし、最近では岩石や人口骨材も使用されています。