マンションを選ぶ時、価格や間取り・立地といった基本要素とともに気になるのが設備ですよね。しかし、設備が充実した物件はどうしても高くなりがち。だからこそ、本当に必要な設備がある物件を選びたいところです。
そこで今回は、マンションにおいて欲しい設備・本当に役立つ設備を大特集。共用部、部屋内それぞれの欲しい設備と最新設備をご紹介していきます。
役立つ設備のポイントは「利便性」と「安全性」
一般的に便利な設備がたくさんあるほど、物件価格や家賃は高くなる傾向にあります。何でもかんでも「あれば便利」という考えだけで、設備が充実した物件を選ぶわけにはいきません。あくまでも、生活する中で実際に役立つ設備がある物件を選ぶ必要があるのです。
そうなると気になるのが、どのような設備が実際に役立つのかということ。本当に役立つ設備のポイントは「利便性」と「安全性」にあると言えるでしょう。
1つ目の利便性というのは、普段の生活で足りない部分を補ってくれる、あるいは大変な部分を肩代わりしてくれるような機能を持っているということです。2つ目の安全性というのは、セキュリティに関するもの。
続いては、生活を便利かつ安全にアップグレードしてくれるような、マンションに欲しい設備をご紹介していきます。
マンション共用部に欲しい設備3選
まずは、マンション共用部に欲しい設備を3つ見ていきましょう。いずれも、日中家を空けることが多い共働き世帯や、小さな子どもがいるファミリー世帯に嬉しい設備です。
宅配ボックス
築浅のマンションでは標準設備となっている宅配ボックス。不在時や玄関に出ていきたくない時でも荷物を受け取れる便利設備です。新型コロナウイルス感染拡大により、オンラインショッピングの利用が増えていますから、今後ますます重要度が高まると考えられます。
中古マンションでは、宅配ボックスの数が不足している例もあるため、全体の戸数に対してボックスの数が足りているかどうかもチェックしたいところです。
24時間ゴミステーション
曜日・時間に関係なくゴミを出せる24時間ゴミステーションも、多くの新築マンションで標準設備となっています。特に共働き世帯では、決まった曜日の朝に必ずゴミを出すというのは大変ですよね。また、生ゴミや子どものオムツなど悪臭を発しやすいものをすぐにゴミ出しできる、というのも嬉しいポイントです。
オートロックシステム
セキュリティ面で欠かせない設備となってきているのがオートロックシステム。不審者だけでなく、対応に苦慮する営業マンや勧誘も、エントランスでシャットアウトできます。この後ご紹介するカメラ付きインターホンとセットになっていれば、さらに安心です。
マンションの部屋に欲しい設備3選
次に、マンションの室内で欲しい設備をご紹介していきます。室内設備は、より生活に則したものが多いのが特徴です。
カメラ付きインターホン
室内で欲しい設備の1つ目がカメラ付きインターホンです。子どもをだっこしている時や家事の最中など手が離せない状況でも、画面を見るだけで相手が誰か確認して対応できます。不要な営業や勧誘の場合には居留守を使えるので、セキュリティ面でも安心。また、子どもに留守番させる時にも重宝します。
ディスポーザー
毎日出る生ゴミを放置していると悪臭や虫の原因になりますが、頻繁にゴミ出しするのはなかなか大変。そんな時に嬉しい設備がディスポーザーです。シンクに設置されたディスポーザーに生ゴミを入れるだけで、瞬時に粉砕して処理してくれます。三角コーナーや排水口といった、シンク周りの掃除が楽になるのもありがたいですよね。
浴室乾燥機
家の中でもっともカビが生えやすい場所と言っていいのが浴室。お風呂掃除は重労働ですから、なるべくカビが生えないよう清潔に保ちたいものです。浴室乾燥機がついていれば、お風呂の湿気問題はほとんど解決すると言っていいでしょう。衣類乾燥機能がついているものであれば、雨の日の室内干しにも使えます。浴室暖房機能がついている機種であれば、冬場のヒートショック対策にもなるのです。
こんな設備も!最新設備をご紹介
ここまでご紹介してきた設備以外にも、マンションにあると便利な最新設備が続々登場しています。数ある最新設備の中から、欲しい設備を厳選してご紹介しましょう。
各住戸玄関前宅配ボックス
共用部に宅配ボックスを置くだけでなく、玄関前に専用の宅配ボックスを設置したマンションが登場しています。指定配達業者にだけマンション内へ入れる専用ICカードを発行し、玄関前まで荷物を届けてもらうという仕組みです。これであれば「宅配ボックスが満杯で再配達になってしまった」ということがありません。
ワーキングスペース
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在宅ワークをする人が増えています。しかし、自宅だと子どもやペットが気になって集中できないという人も多いようです。そんな人におすすめなのが、住民専用のワーキングスペースやミーティングルームを完備したマンション。徐々に導入例が増えており、今後のニュースタンダードになっていくかもしれません。
ハンズフリーキー
手で触れることなく解錠できるハンズフリーキーは、自動車でよく見られる設備ですが、最新マンションにも取り入れられ始めています。ポケットや鞄の中にキーを入れているだけで、エントランスドアが解錠されるという優れもの。子どもや荷物を抱えて手が塞がっていても、キーをいちいち出す必要がないので便利です。
まとめ
今回は、利便性や安全性を高めてくれる、マンションに欲しい設備をご紹介してきました。
いずれも、多少物件価格や家賃が上がったとしても「あったら嬉しい」設備ばかりですが、優先順位は人によって異なるはずです。マンションの設備を見る際には、自分が生活する上で本当に必要なのか、しっかり検討して選ぶといいでしょう。