誰でもわかるリノベ用語集169
■パネル
「パネル」とは、「板状のもの」のことです。壁板、窓いたなどにはめ込む1枚板のことや、建築用として製造された板のことをパネルといいます。金属製、コンクリート製、木製など素材に限らず、これらの板はすべて「パネル」としています。
各辞書・辞典からの解説
「パネル」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「パネル」とは、1つ目の意味が「鏡板。羽目板。また、一定の寸法や仕様で作られた板」、2つ目の意味が「カンバス代用の画板。また、それに描いた絵。パネル画」、3つ目の意味が「展示するために写真などを貼る板。また、その写真」、4つ目の意味が「パネルディスプレーの略」、5つ目の意味が「婦人服の身頃(みごろ)やスカートなどに縦にはめ込んだり、重ねて垂らしたりする別布や飾り布」、6つ目の意味が「配電盤の一区画」、7つ目の意味が「委員会。審議会。討論会。調査団。また、特にWTO(世界貿易機関)の紛争解決小委員会」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「パネル」とは、1つ目の意味が「壁板、腰板、扉板などの、枠(わく)取りされた中の部分。鏡板(かがみいた)。羽目板」2つ目の意味が「建築材料として寸法をそろえて生産されるベニヤ板、化粧合板、金属板の類」3つ目の意味が「油絵を描く板。また、それに描いた絵。画板。パネル絵」、4つ目の意味が「展示などに用いるために、文字や図を書いたり、写真を貼ったりした板」、5つ目の意味が「祭壇の鏡板に聖人など礼拝の対象を描いたもの」となっています。
(3)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「パネル」とは、以下のような文章で説明がされています。
「羽目板、鏡板のことであるが、転じてプレハブ建築に使われる壁パネル、床パネル、窓枠やカーテンウォールなど、規格に合せて寸法、重量、材質を一定にした平板一般をさす。建築だけでなく、船舶、航空機などの機械工学でも同様に用いられる。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「パネル」にはさまざまな意味がありますが、リノベーション用語としては「板状のもの」のことを指し、ボードと同類のものです。