誰でもわかるリノベ用語集165
■パラボラアンテナト
「パラボラアンテナ」とは、「電波の反対面に放物面を用いたお椀型の指向性アンテナ」のことで、電波を一定方向に集中して送受信できるのが特徴です。家庭ではBSテレビのアンテナ、他にもマイクロウェーブ中継や衛星放送の受信などに使用されています。
各辞書・辞典からの解説
「パラボラアンテナ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「パラボラアンテナ」とは、「電波の反射器に回転放物面を利用した椀形のアンテナ」のことであると説明がされています。「指向性が強く、マイクロ波の通信や衛星放送の受信などに使用」されるものです。「回転放物鏡アンテナ」ともいいます。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「パラボラアンテナ」とは「おわんの様な回転放物面(パラボラ型)の反射板を利用して電波を一定方向に集中させて受信する指向性の強いアンテナ」のことであると説明されています。「住宅では衛星放送を受信するアンテナ(BSアンテナ)」として用いられています。
(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「パラボラアンテナ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「放物面(パラボラ)の幾何学的性質を利用したもので,焦点に置かれた一次アンテナから放射された電波を,回転パラボラ状の導体面によって一方向に集束して反射させる型式のアンテナ。マイクロ波帯の高利得アンテナとして広く実用されている。大型の場合の変形として,主反射鏡のパラボラと焦点を共有する回転双曲面の副反射鏡を組み合わせて,二重反射を利用する型式のカセグレンアンテナがある。これは衛星通信用,電波天文用などの高性能アンテナとして使用されている」
(1)〜(3)を合わせてみると、「パラボラアンテナ」とは、「電波の反対面に放物面を用いたお椀型の指向性アンテナ」のことであるとおわかり頂けたと思います。