誰でもわかるリノベ用語集156
■ダイオキシン
「ダイオキシン」とは、「ポリ塩化ジベンゾダイオキシン」の略称のことです。7つの異性体があり、猛毒で、発がん性を持つことがわかっています。かつては除草剤として使用されていましたが、1971年以降、使用禁止となりました。
各辞書・辞典からの解説
「ダイオキシン」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「ダイオキシン」とは、「ポリ塩化ジベンゾダイオキシンの通称」のことです。「2個のベンゼン環が2個の酸素原子で結びつけられた構造を骨格とする塩素化合物」で、多くの異性体がありますが、一般的には「四塩素ジベンゾダイオキシン」のことを指します。「猛毒で、強い催奇性・発癌(はつがん)性をもつ」ので、1971年に使用禁止となりました。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「ダイオキシン」とは、「ポリ塩化ジベンゾダイオキシンの略」のことです。「塩素の数とその位置から七五種の異性体」が存在しており、このなかでも「二・三・七・八‐四塩化ジベンゾダイオキシンは猛毒で、発癌性、催奇形性が強い」と言われています。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ダイオキシン」とは、以下のような文章で説明がされています。
「IUPAC命名法の定義に基づいた有機化合物の名称。炭素、水素、酸素、塩素が熱せられるような工程で発生し、発ガン性や生殖毒性などが問題視されている。日常生活においては塩素を含む薬剤、漂白剤などの使用。 プラスティックや食品トレイの燃焼によって発生す」
(1)〜(3)を合わせてみると、「ダイオキシン」とは、「ポリ塩化ジベンゾダイオキシン」の通称のことで、猛毒で発がん性があることがおわかり頂けたと思います。