誰でもわかるリノベ用語集069
■ユニバーサルデザイン
「ユニバーサルデザイン」とは、年齢・性別・障害の有無・国籍・言語・知識・経験などに関わらず、すべての人が快適に利用できるように製品や建造物、生活空間などをデザインすることです。
各辞書・辞典からの解説
「ユニバーサルデザイン」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「ユニバーサルデザイン」とは、「高齢であることや障害の有無などにかかわらず、すべての人が快適に利用できるように製品や建造物、生活空間などをデザインすること」です。アメリカのロナルド=メイスが提唱したもので、7原則ある。
(1)だれにでも公平に利用できること。
(2)使う上で自由度が高いこと。
(3)使い方が簡単ですぐわかること。
(4)必要な情報がすぐに理解できること。
(5)うっかりミスが危険につながらないデザインであること。
(6)無理な姿勢を取ることなく、少ない力でも楽に使用できること。
(7)近づいたり利用したりするための空間と大きさを確保すること
(2)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「ユニバーサルデザイン」とは、「障害の有無に関係なく、すべての人が使いやすいように製品・建物・環境などをデザインすること」であると説明されています。1974年、アメリカのメースによって提唱されました。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「ユニバーサルデザイン」とは、以下のような文章で説明がされています。
「年齢・性別・障害の有無・国籍・言語・知識・経験などにかかわらず、すべての人が等しく快適に利用できるように製品や建築物、生活空間などをデザインすること。また、そのデザイン。1985年にアメリカ・ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス博士が提唱。バリアフリーがバリア(障壁)を取り除くことを目的としているのに対し、はじめからバリアを作らないことを指向する」
(1)〜(3)を合わせてみると、「ユニバーサルデザイン」とは「すべての人が快適に利用できるように製品や建造物、生活空間などをデザインすること」であるとおわかり頂けたと思います。