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「ボーリング」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「ボーリング」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集058

■ボーリング

「ボーリング」とは、地中に坑井(井戸)を掘ることであり、その目的は大深度地下の地質構造や岩種分布状況などを調べるためです。住宅を建てる際、その強度を測る上で行うこともあります。

各辞書・辞典からの解説

「ボーリング」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「ボーリング」とは、「地中に坑井(井戸)を掘ること」であり、ボーリングのほかに試錐(しすい)とも呼びます。ボーリングが行われる目的としては「大深度地下(地下40メートルよりも深い部分)の地質構造や岩種分布状況あるいは鉱山における鉱床の探査、石油や天然ガス、地熱の採取、温泉の掘削、および通気、排水、揚水、鉱山・土木の発破用孔掘削、土木工事でのセメント注入孔掘削、土壌・底質試料の採取」など多岐にわたります。

(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「ボーリング」とは、1つ目の意味が「穴をあけること。くり抜くこと。穿孔」であり、2つ目の意味が「地質調査や地下資源の採取などを目的として地中に細く深い穴を掘ること。試錐(しすい)」です。

(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「ボーリング」とは、以下のような文章で説明がされています。
「ビットによる圧砕作用または切削作用によって,地殻に比較的小径で深い穴を掘ること。試錐あるいは掘削ともいう。石油,天然ガス,地熱などの採取を目的とする坑井の場合にはさく井ともいう。」さらに、「地下の地質試料としてコアの採取」、「地下資源の採取のための坑井をつくること」、「その他の目的をもつもの」などの目的がある。

(1)〜(3)と合わせてみると、「ボーリング」とは「地中に坑井(井戸)を掘ること」であり、目的はさまざまであることがおわかり頂けたと思います。