エントランスとは建物の入り口のこと、いわば建物の顔に当たります。エントランスは訪れる方の印象に深く残るものだけに、そこにある照明も大きな役割を持っているのです。エントランス照明は、設置される場所により3種類に分かれます。
その内の2つについて、トレンドや注目したいおしゃれなタイプをご紹介していきましょう。
3種類あるエントランス照明
エントランスとは入り口の意味なのですが、「玄関外部」を指す場合と門から玄関までの「アプローチ」を指す場合、玄関を開けてすぐの「ホール」を指す場合の3種類があります。したがってエントランス照明も3種類あり、それぞれ役割や求められる性能が変わります。
ここでは防雨性能が必須の「玄関外部」と「アプローチ」に用いられるエントランス照明を取り上げましょう。
玄関外部のエントランス照明
玄関のポーチ部分に設置される照明のことで「ポーチライト」とも呼ばれます。ブラケット(支柱)などで壁に取り付けられるタイプが一般的です。屋外にありますから防雨性が求められますし、訪れる方の印象にも残りやすいですからデザイン性も求められます。
防犯カメラ内蔵型照明
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住宅用の防犯カメラの注目が高まっていますが、クラウドファンディングで開発されたのが「KUNA」、防犯カメラ内蔵のエントランス照明です。
WiFiでスマホに接続することができますから、来訪者がだれかを知ることができるだけでなく、外出先から来訪者に声をかけることも可能です。
経年変化を楽しめるマリンライト
インダストリアル系インテリアの人気と共に人気上昇中なのがマリンライトです。船舶用に造られた照明で耐衝撃用のガードが施されています。写真のものは日本の住宅用にリファインされています。
イタリア製のボディは真鍮でできていますから、時がたつとともに味が出てくるのも楽しみの一つです。電気部分はLEDを採用、日本製という安心感もあります。
アメリカンブランドのエントランス照明
Kichler(キチラー)とは長い歴史を持つアメリカの照明ブランドです。3,000種類ものアイテムを手掛けていますが、今回はアメリカンでタフなデザインのエントランス照明を取り上げましょう。インダストリアル系はもちろんカントリー調にもマッチし、LEDランプにも対応しています。
アプローチのエントランス照明
門から玄関までのアプローチ沿いに設置したい照明です。ゲストの足元を照らすとともに庭もライトアップすることで、より良い印象を残すことができるでしょう。スタンダードなのは支柱付きですが、ここでは支柱ナシのタイプをご紹介していきます。
和風のお家にピッタリのエントランス照明
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行燈(あんどん)を模した和風のエントランス照明です。使われている素材はガラスとステンレスですが、ガラスは障子をイメージさせる乳白色、ステンレスは経年を感じさせる仕上げとなっており、渋さを楽しむことができます。エントランス沿いに2、3個を配置するだけでなく、ポーチライトとして使用するのも良さそうです。
玄関照明とコーディネートを楽しんで
「玄関外部のエントランス照明」でご紹介したものとおそろいデザインのマリンライトです。アプローチに用いるほかにもウッドデッキの隅に並べたり、門の上に設置したりとアイデア次第で色々と楽しめそうですね。
カラーバリエーション豊富なマリンライト
上でご紹介したタイプの背が高くなったようなデザインのエントランス照明です。うれしいのは、真鍮無垢以外にもカラーバリエーションが豊富なところです。シェードもクリアとスモークの2種類が用意されていますから、好みのものがきっと見つかるでしょう。
ソーラーで手間いらず、しかも安い!
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ステージのフットライトのようなデザインのエントランス照明です。特徴はソーラー充電タイプだから配線が不要なところと、暗くなると自動発光するところです。価格も手ごろでエントランス沿いにずらりと並べることも可能ですから、ゴージャスなムードが楽しめるでしょう。
まとめ
エントランス照明は、バリエーション豊かになりました。中でも近年の人気となっているのがマリンライトです。エントランスだけでなく室内照明としても使われています。
最後に、3種類あるエントランス照明の一つである、ホール向きのものについては、他の2つよりも防雨性を求められませんから、選びやすくなっています。こちらで人気なのはケーブルで吊るされたペンダントタイプでしょうか。吹き抜けになっているなら、上から眺めるペンダントライトも乙なものでしょう。