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リフォームシートで浴室のイメチェンを!

リフォームシートとは、塩化ビニル製の大判シートのことです。裏にノリが付いていますから、家具や壁に貼るだけで、手軽にイメージチェンジできます。近年では、耐水性や抗菌、防カビ機能を持つリフォームシートも登場していますから、浴室などにも使うことができるようになりました。

今回は、浴室にも使えるリフォームシートのブランドを3つ紹介した後に、貼り方をご紹介します。

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浴室に使えるリフォームシート

タキロンシーアイ「ベルビアン」やアイカ工業「オルティノ」、リンテックサインシステム「パロア」など、各メーカーが手がけていますが、特に有名なブランドは以下の「リアテック」「ダイノック」「NuWallpaper」の3つでしょうか。

 

国産リフォームシートの代表「リアテック」

カーテンや壁紙などを手がける大手メーカー「サンゲツ」が製造するリフォームシートが、「リアテック」です。浴室に使えるのは「抗菌・防カビ」のシリーズとなっており、約400種という非常に豊富なバリエーションが特徴で、単色や抽象柄、布目、石目のどれもが充実しています。

1,220mm幅で販売されており、1m当たり2,000円強の価格となっています。

(参考:価格.com「内装 通販・価格比較 リアテックシート」)

 

世界的メーカー「3M」が手がける「ダイノック」

化学製品メーカー「3M」が製造する「ダイノック」は、世界一有名なフォームシートです。用途別に様々な種類がありますが、浴室リフォームに使えるのは「NEOシリーズ(水廻り用フィルム)」となっています。水に強いのはもちろん、防カビ・抗菌仕様になっているのが特徴です。単色や抽象柄、布目、石目と約40のバリエーションがあります。

1,220mm幅で販売されており、1m当たり4,000円前後の価格となっています。

(参考:価格.com「内装 通販・価格比較 ダイノック」)

 

NuWallpaper

海外でデザイン・生産されている「NuWallpaper(ヌー・ウォールペーパー)」は、曲線を多用したアールヌーヴォー調のものや、ボタニカル柄、古びた石積み調のものなど、他のリフォームシートにはない凝ったデザインのものがそろっているのが特徴です。

跡を残さずきれいにはがすことができますから、賃貸住宅でのプチリフォームにも使うことができますが、耐久性の面では少々の不安があるかもしれません。

520mm×5,480mmのシートで販売されており、1枚当たり6,000円強の価格となっています。

(参考:Amazon.co.jp「建築・住宅資材 NuWallpaper」)

 

浴室に使えるリフォームシートの注意点

浴室に使えるリフォームシートに共通する注意点は、厚みがそれほどないために、下地の凹凸が表面に響いてしまうことです。たとえばタイル貼りの壁に貼ると、凸凹が浮き出てしまいますから、それを好まれない方はボードを貼るなど別の方法を考えましょう。

また「NuWallpaper」以外は、貼ったりはがしたりを前提に作られていません。時間がたつとドライヤーで温めながらはがす必要があったり、はがした後にノリが残ったりしますから、粘着はがし剤などを使用して拭き取る必要があります。賃貸住宅に使うときには、特に注意が必要です。

浴室にリフォームシートをキレイに貼るコツ

浴室に限らず、リフォームシートをキレイに貼るには、下地をキレイにしておく必要があります。中性洗剤を使って汚れはあらかじめ落としておくのはもちろんのこと、リアテックやダイノックには専用のプライマーが用意されています。用いることで、リフォームシートの貼り付き具合が格段に良くなります。

外せるものはすべて外す

鏡やライト、蛇口などリフォームシートを貼りたい壁に付いているもので、外せるものはすべて外しましょう。鏡やライトはドライバー、蛇口はモンキーレンチで外せるでしょう。作業前には、水の元栓を閉め、分電盤のブレーカーを落としておきましょう。

裏紙ははがし過ぎない

外せるものをすべて外し、下地処理が終わったらリフォームシートを貼っていきます。リフォームシートの裏紙は、はがし過ぎないように注意しましょう。最初に3cmほど裏紙をはがし、天井から床に向かって貼っていきます。垂直に貼っていくには貼り始めが肝心なので、位置決めには十分注意してください。

スキージーを活用する

シワが寄ったり空気が入ったりしないよう、スキージーというヘラのような道具で、抑えながら貼っていきます。中央から外側へとスキージーを滑らせるようにしましょう。壁一面を貼り終わったら、角に沿ってスキージーで押し込むように貼り付けてください。最後に、角に沿ってカッターで表面にキズを付けるようすると、カンタンに切ることができるでしょう。

まとめ

以上、浴室に使えるリフォームシートの紹介や、キレイに貼るコツについてお話ししてきました。キレイに貼るコツで付け加えるならば、「無理はしない」ということです。大きいものですから、一人で貼るのが難しいようなら、二人で貼りましょう。窓周りの始末や天井は難しそうなら、あきらめることも大切です。リフォームシートで覆うのが壁一面だけとしても、イメージチェンジのためなら十分効果があるでしょう。

 

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