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素人DIYで天井にペンキをうまく塗るコツ

素人DIYで天井にペンキをうまく塗るコツ

長年使用してきたご自宅や事務所などの天井、汚れが気になってきたら塗り替えのチャンスです。最近では便利グッズも増えてきて、ペンキ塗りを始めとする塗装DIYは以前と比べ、だいぶやりやすくなってきました。
今回は天井のペンキ塗りに関して、素人でも挑戦しやすい塗装方法や、かかる費用の面から検証していきます。 

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天井のペンキは素人でも塗装可能?

天井のペンキ塗りは、経験がなくてもすぐに始められます。まずはホームセンターなどで気に入った色のペンキを買い、ローラ式や小型のハケなども合わせて購入しましょう。あると便利なグッズもこちらで紹介します。

DIY塗装のための準備

  • はしごや脚立を利用して、塗装面を雑巾などできれいにしておく
  • 照明類をすべて外す
  • 気になる剥がれ、カケ、溝などがあれば、パテで埋める
  • スプレータイプの下地が販売されているので、それを使い、塗装下地を作る
    (合板や塗装済みの天井の場合、そのままペンキで塗装することができません。)

便利なグッズ

ローラ式のハケと通常のハケは必需品です。そのほか、高いところを塗る際に便利な伸縮式の継ぎ柄、塗りたくない場所を保護する養生シートやマスキングテープ、使い捨ての雨がっぱなどがあると便利です。ペンキは「防カビ・浴室用・ツヤなし」ペンキを選びましょう。

塗装工程

保護したい場所を養生シートやマスキングテープで覆ったのち、隅から刷毛でペンキを塗っていきます。
隅を塗り終わった後、ローラー式のハケで中央部を塗っていきます。ここは大胆に塗っていきましょう。多少かすれる程度でいいので、まずは全面を塗ることを意識します。
1.6Lのペンキで平均して8m2程度塗ることができます。
1度目の塗装が終わったら、乾燥させます。
その後2回目の塗装に始めます。このときに先程塗っていて気になったポイントを意識的にケアしつつ、また全面を塗っていきます。

天井のペンキを自身で塗り替えるメリットとデメリット

メリット

屋内の雰囲気を変えるには、塗装以外に、クロス(壁紙)を貼る方法も選択肢に上がります。
塗装のメリットは、クロスと比較すると色が豊富にある点でしょう。質感もツヤあり・ツヤ無しなど複数揃っているので、細かいところまでこだわって施工可能です。
賃貸物件のオーナーが物件の改修をする際にもメリットがあります。クロス貼りの場合、わずかな汚れでも全面貼り替えなくてはなりません。一方、塗装であれば汚れた箇所のみ塗り直したり部分的に塗装を重ねるだけで済むため、手間を省いて見た目を美しくすることが可能になります。
そして塗装は、DIYで行えばかかる費用を大きくに抑えることができます。

デメリット

素人による作業なので、色ムラが気になることもあるでしょう。基本的には1度で全てを終わらせようとせず、乾燥を待ってからの2度塗りをおすすめします。
大きな損傷部位がある場合、その修復は素人では難しいです。業者に連絡して対応をお願いしましょう。

天井のペンキ塗り替えの際の注意点

塗料によって防カビ性能や防火性能に差があります。お使いになる部屋の特性に合わせて、ペンキを選びましょう。
塗装に向かない部材が天井に使われている場合もあります。事前にすでに塗装されている面なのか、もしされていなければ、材質は何か調べることが重要です。場合によっては下地材を塗ることで塗装可能になります。
塗装作業中の服装にも注意が必要です。ペンキは衣服に付着するとなかなか落ちません。特に天井塗装の場合は上から塗料が落ちてきます。使い捨ての雨がっぱの利用がおすすめですが、汚れても気にならない服を選んで作業に臨みましょう。
あわせて、上ばかり見続けるなど、慣れない姿勢での作業が長時間続きます。適度に休憩をいれて、あまり無理をしないことが大事です。

DIYの事例

穴やヒビは、塗装前にパテで補修していきます。マスキングなど念入りな準備が塗装をラクにしてくれます。 

塗装は大胆かつ繊細に。外から中に向けて塗っていくと、塗りやすいです。

天井ペンキ塗り変えの際の相場

業者に依頼するなら、アクリル塗料を使用した場合、工事費込みで1m2あたり1,000円程度が相場です。
ただし、下地の調整や養生には別途費用がかかります。下地の調整はひび割れやへこみをパテで埋める場合やコーキング剤で埋める場合には、別途費用が掛かります
また、業者によっては室内の養生に際し、塗装料金と併せて請求するところ、別途費用として計上するところがあります。ここは事前に確認しておきましょう。あわせて、室内で色が変わってもいいところと、絶対に色を変えたくないところは事前に指摘しておくと、施工後のトラブルがグンと減ります。

DIYで対応する場合は塗料、備品を含めて5,000円から1万円程度です。

例)ペンキ1.8L      3748円
  小型ハケ    128円
  ペイントトレイ 405円
  継柄      660円
  ローラー    405円 
  ローラー毛   405円
  参考価格  計    5751円

参考:アクリル塗料の特徴とは?他塗料と比較したメリットデメリット
参考:内部塗装工事の価格一覧
参考:天井塗装の価格相場はどれくらい|塗料の種類とあわせて紹介
参考:水性塗料多用途

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まとめ

今回はご自宅や職場での天井塗り替えDIYについて検証してみました。
素人でも着手可能です。リフォームの中では比較的着手しやすい分野なので、業者に頼む前にご自身でまずトライしてみることをおすすめします。
自身で手を加えることによって、居住性が上がったり雰囲気がよくなるDIYリフォーム。なにも大きく考えることはないのです。日々の生活にちょっと変化を加えるだけで、その質ががらりと変わることもあります。
ちょっとしたリフォームで、快適な未来を叶えてみませんか。

writing:サンチェス

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