
 
 部屋の雰囲気を変えたいときや部屋をキレイにしたいときには、壁紙の貼り替えがおすすめです。一方で「壁紙の貼り替えをするときには、どんなことに注意しておくべきか」疑問に感じられる方もおられるようです。
  
 そこで今回は、壁紙の貼り替えをする際に注意しておきたいポイントを3つご紹介します。壁紙の選び方を把握して、壁紙の貼り替えをするときには、ぜひこの記事を参考にしてください。
 
  
壁紙の色を慎重に選ぶ

 
 壁紙の貼り替えをする際には、壁紙の色を慎重に決めましょう。壁紙の色は部屋のデザインだけではなく、住む人の気持ちにも影響を与えます。壁紙の色によって気持ちを高めたり、心を落ちつかせたりできるのです。ここでは壁紙に使用される主な色と影響についてまとめました。
  
 
 白色は部屋を広くする
 
 白色は膨張色です。そのため、白色の壁紙を使うことで部屋を広くみせることができます。加えて、白色はほかの色に比べて汚れが目立ちにくいというメリットも持っています。一方で光を反射させる色のため、刺激を強く感じることもあるので注意が必要です。そのような場合、ベージュを混ぜることで色が柔らかくなるでしょう。
 
  
 黒色は部屋をスタイリッシュにする
 
 黒色は、白色とは対照的に光を吸収します。壁紙で使用すると、生活感の出ないスタイリッシュな部屋に変えることが可能です。
  
 一方で、部屋が狭く感じてしまうというデメリットがあり、狭い部屋に使用すると圧迫感を常に感じる可能性があります。そのため、壁の一部分を黒色にするといった工夫が必要です。
  
 
 青色はストレスを和らげる
 
 海や空をイメージさせる青色には、癒しの効果があります。仕事や育児のストレスを和らげたい方や、リラックスしたい方におすすめです。一方で、部屋が寒く感じる色でもあるため、日の光が当たりやすい南向きの部屋に使用するのが良いでしょう。
 
  
 赤色は集中力を高める
 
 青色とは反対に、赤色にはエネルギーを蓄えるパワーがあります。そのため、集中力を高めたり、気力を回復させたりするのに向いています。ただし、赤色は興奮色でもあるため、落ち着きがなくなることもあるので注意が必要です。太陽の当たりにくい北向きの部屋で使用するのが良いでしょう。
 
  
壁紙の種類を慎重に選ぶ

 
 壁紙の貼り替えで注意すべきもうひとつのポイントは、壁紙の種類です。それぞれに別の効果があるので、部屋に合った壁紙を使用しましょう。主に4つの種類があります。
  
 
 耐久性に優れているビニール素材
 
 塩化ビニールを主原料とした壁紙です。安価で加工がしやすいという特徴があり、国内のほとんどの住宅で使用されています。
  
 ビニール素材の壁紙のメリットは、耐久性に関して高い効果を発揮できることです。水を通さないので汚れにくく、毎日の手入れも簡単に済むでしょう。
  
 一方で、ビニール素材には健康面での影響があるので注意が必要です。壁紙の接着剤には、有害物質のひとつであるホルムアルデヒドが含まれています。アレルギー体質の方や小さな子どものいる家族の方は慎重に検討しましょう。
 
  
 紙素材は音を吸収する
 
 和紙やアフリカ産の植物「ケナフ」などからできた壁紙です。ヨーロッパで人気が高く、欧米産の紙素材の壁紙が販売されていることもあります。
  
 紙素材のメリットは音を吸収することです。子どものいる家庭なら部屋の音を外に漏らさないようにできます。また、空気を通すという効果もあるので、健康面が気になる方にもおすすめです。
  
 一方で、紙素材には生地が薄いというデメリットがあります。そのため、貼り替えの際には注意が必要です。
  
 
 高級感のある織物素材
 
 絹や麻、レーヨンなどで作られる壁紙のことです。重厚感や高級感を持っており、ゆったりとした雰囲気を演出できます。また、乾燥したときには水分を放出させ、ジメジメしたときには湿気を吸い取るという調湿効果があります。
  
 一方で、織物素材は水分を吸着するために、水拭き掃除ができません。掃除の際には注意が必要です。
 
 
 メンテナンスがしやすい漆喰
 
 漆喰(しっくい)とは、水酸化カルシウムを素材にした壁材です。焼いた石灰石に水を加えています。表面に小さな穴が空いており、調湿機能の効果を持っているのが特徴です。長期間使用しても劣化しないのでメンテナンスがしやすいというメリットもあります。
 デメリットは、手間と施工には時間がかかることです。費用もビニール素材や紙素材よりも高額になることがあるので注意しましょう。
 
  
自分で行うか業者に依頼するか
壁紙の貼り替えを行うときには、自分で行うのか業者に依頼するのかを慎重に検討しましょう。
  
 自分で壁紙を貼り替える場合には、費用を節約できるというメリットがあります。また、自分の好きなようにアレンジを加えられることもできるでしょう。一方で、貼り替えに慣れていない人が挑戦した場合には、空気が壁の中に入ってしまい思うような仕上がりにならない場合もあります。
  
 業者に依頼する場合のメリットは、プロの仕上がりを期待できることです。また、下地が補修なども行ってもらえるので、安心して任せられるでしょう。費用に関しては、自分で貼り替えを行うときよりもかかります。そのため、複数の業者に見積もりを依頼してからの比較検討をおすすめします。
 
 
  
まとめ

 
 この記事では、壁紙の貼り替えで注意しておくべき3つのポイントを紹介しました。貼り替えの際には、あらかじめ壁紙の色や種類を決めておきましょう。また、自分で行うのか業者に依頼するのかも慎重に検討してください。
  
 事前の準備を行っておくことで、快適な部屋を作ることができるでしょう。
 
 
  
 
  
  
  
  
 



 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 





 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 