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味わいのあるアカシアフローリング。特徴や掃除方法をご紹介

味わいのあるアカシアフローリング。特徴や掃除方法をご紹介

木の温もりを感じられる無垢フローリングですが、どの樹種を選ぶかによってその見た目や特徴は大きく異なります。今回は、味わい深い見た目が特徴のアカシアフローリングについてご紹介します。

色合いや木目などの見た目や使いやすさ、日頃の掃除方法について解説します。フローリングの材質選びの参考にしてみてください。
 

アカシアフローリングはどんな見た目?

味わいのあるアカシアフローリング。特徴や掃除方法をご紹介

インテリアに占める床面積は大きいため、フローリングの見た目はインテリアの印象を大きく左右します。アカシアフローリングの色や木目についてみていきましょう。

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色について

アカシアフローリングは深みのある色合いで、くすんだブラウン系の色です。赤味や黄味が強すぎない色味で、アンティークな雰囲気を出すこともできるでしょう。丸太の中心部分である心材はダークな色合い、丸太の外側部分にあたる辺材は明るめの色をしており、同じ木の中でも色の差があります。様々な色が混ざっているため表情が豊かで、独特の濃淡も楽しめます。この濃淡があることで、汚れや落ちているホコリなどが目立ちにくいという点もメリットです。

高級木材で知られるウォルナットと似たような色合いですが、価格はウォルナットよりも安価なため、比較的取り入れやすいでしょう。装飾や着色を施すことで、よりウォルナットに近い仕上がりにすることも可能です。

無垢のフローリングは経年変化によって色の変化を楽しめます。アカシアの場合はそれほど極端には変わらず、赤味が抜けていくような変化が見られます。


木目について

無垢フローリングの木目は唯一無二であり、全く同じものはないため特別感もあります。アカシアの木目は大きく、ワイルドな印象を与えるでしょう。渦巻いているような模様がところどころに見られ、独特な雰囲気をかもし出します。部屋の中にいながら、木の温もりを感じられることも魅力です。

ナチュラルやアメリカンテイスト、アンティーク風、和の雰囲気など様々なテイストのインテリアに合わせられます。またオイルを塗ることで、さらに木目の強調もできます。

アカシアフローリングの特徴

インテリアにおいてはフローリングの見た目も大切ですが、日頃の使いやすさも選ぶ際の重要なポイントです。アカシアフローリングには、機能面や価格面などでどのような特徴があるのかみていきましょう。


耐久性に優れている

アカシアは広葉樹に分類されます。広葉樹は堅くてキズが付きにくいなどの特徴を持ちます。アカシアは、昔は馬車を支える車輪や車軸に使われていたほど堅くて丈夫な木材です。現在は建築材、家具材、産業用資材などに使われています。曲げや衝撃に強い特徴もあります。

床は、イスを引きずったり物を落としたりすることもよくあり、生活していく中で知らないうちにキズが付きやすいもの。ペットや小さい子供がいるご家庭などで、床にキズが付きやすい環境の場合にもおすすめです。


耐水性が高く腐りにくい

シロアリにも強く、屋外でも腐りにくいというメリットもあります。雨風にされされる船やウッドデッキにも使われるほどです。食器やカッティングボードの素材としても使用され、水に濡れても腐りにくいこともアカシアの特徴のひとつ。飲みこぼしをすることもあるリビングや、キッチンや洗面所などの水回りでも使いやすいフローリングと言えるでしょう。


比較的安い

種類や生育地域によって木材の色や性質は異なりますが、アカシアは世界中でとれる木材です。日本における輸入量は増加傾向にあり、比較的供給が安定しています。高級木材の多くは何年もかけて育てる必要がありますが、アカシアは成長するスピードが早いのも特徴。比較的安くて取り入れやすい木材と言われます。


寸法安定性が高い

無垢フローリングは部屋の湿度を快適に保つ調湿作用を持つため、夏は床がべたつかないなどのうれしいメリットもあります。しかし、この調湿作用によって木材が膨張や収縮を繰り返すため、フローリングに反りやすき間が生じがちです。一方、アカシアは気になる収縮が少なく、寸法安定性に優れているという特徴もあります。
 

アカシアフローリングの掃除方法

味わいのあるアカシアフローリング。特徴や掃除方法をご紹介

普段のお手入れでは、掃除機や乾いた雑巾、薬剤の付いていないフローリングモップなどでホコリや髪の毛を取り除きましょう。

その後、よく絞った雑巾で水拭きをすると、見えない小さなホコリも取れます。ただ、やりすぎは床を傷める原因にもなるため水拭きを毎日する必要はないでしょう。
 

まとめ

アカシアフローリングは、深みのあるブラウン系の見た目で様々なテイストのインテリアに取り入れやすいといえます。大きな木目や味わい深い色の濃淡で、木の温もりを感じられる部屋になるでしょう。

機能面としては耐久性や耐水性に優れており、収縮が少ないというメリットもあります。部屋の用途やイメージに合わせて、アカシアフローリングを取り入れてみてはいかがですか。

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