タンク付きトイレだけど、スタイリッシュでおしゃれなタンクレストイレみたいにしたい、と気になる方は、タンクレス風トイレへのセルフリノベーションに興味を持たれるのではないでしょうか。
タンク付きトイレのタンクを板などで覆って見えなくする方法が多いようですが、タンクに一体化している水栓レバーと手洗いは、機能を使えるようにしておくことが重要とされます。
ここでは、タンクレス風トイレのセルフリノベーションで、水栓レバーと手洗いの機能を使えるようにする裏ワザについても紹介していきます。
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セルフリノベーションでのトイレタンクの隠し方
タンクレス風トイレへのセルフリノベーションの基本的なパターンは、手洗いの高さに天板を置き、その下を床まで板などで覆ってタンクを隠す、というものではないでしょうか。
簡易的な方法としては、突っ張り棒と布を使ってタンクを隠せます。写真の例は、タンクの上に突っ張り棒を2本渡してその上に切り抜いた板を載せており、タンクはカフェカーテンで隠しています。
天板のアートパネルやシンプルなロゴのカフェカーテン、ちりばめられたグリーンなど、ナチュラルテイストをベースにおしゃれな小技が光る、素敵なトイレに仕上がっていますね。
より本格的な方法としては、タンクを覆うように木の枠を設けて、そこに板を張っていく方法が多いようです。リメイクシートやタイル風シールでデコレーションして仕上げれば、インテリアに合わせたタンクレス風トレイの出来上がりです。
タンクレス風トイレ お悩み1:水栓レバーはどうする?
トイレの水栓レバーはなんとなく野暮ったくて生活感が出てしまうな、と感じているなら隠してしまいたくなるかもしれません。しかし、トイレに水を流すには水栓レバーを引かなければなりません。隠して触れなくしてしまうとトイレが使えません。
セルフリノベーションの事例を見てみると、水栓レバーの扱い方についてはいくつかの方法があることが分かります。順番に、紹介していきましょう。
一つ目は、水栓レバー周辺にスペースを開けておく方法です。
白い石壁風の装飾が印象的なこちらのトイレは、レバーのある右側だけ天板を下げて、段違い棚のようなデザインに。左右の天板には対象になるようにアンティークの取っ手が付けてあり、アクセントになっています。全体の色やトップの天板のデザインが揃えてあるので、統一感がありますね。
ナチュラルな木材の風合いと焼き印風のロゴがおしゃれなこちらのトイレは、水栓レバーのスペースを飾り棚のように演出。タンクの左右で横板の高さを合わせてあり、水栓レバーのためのスペースが収納棚の一部として溶け込んでいます。
タンクレス風トイレの水栓レバー問題に対する二つ目の解決例です。方法は、レバーを目隠しの板で覆ってしまいますが、紐やチェーンなどをつなげて引けるようにする、という方法。棒や板などとレバーをつなげて操作できるようにする方法もあります。
上の写真の例では、塗料のカスレ具合にも趣を感じる取っ手が水栓レバーの代わり。レバーが隠されて生活感が一掃されますね。リノベーション後の雰囲気に合わせてお好みの部材を組み合わせれば、全体のテイストを壊さずに水栓機能が使えて便利、そして素敵さも増します。
水栓レバー問題の解決策その3。最後はレバーのために窓を開け、デコレーションする方法です。写真のトイレは天板と素材感やカラーを合わせて統一感を出しており、レバーだけ雰囲気が浮いてしまうことなく、なじんでいますね。
リモコン付きトイレのセンサー部分を露出される場合などにも使えるアイデアでしょう。
タンクレス風トイレ お悩み2:手洗いボウルはどうする?
トイレのタンクには手洗い用の水栓とボウルがセットになっていることが多いですが、覆ってしまうと手洗いができなくなります。タンクレス風トイレで、手洗いを使えるようにするには、どうすればよいのでしょうか。
モノトーンがかっこいいこちらのトイレ。思い切りよく手洗いボウルごとタンクを覆ってしまっています。実は、トイレのドアを出てすぐに洗面台があり、手洗いはそちらでするようにしたのだとか。トイレの外に手洗い機能を移せるなら、覆ってしまっても大丈夫ですね。
ちなみに、水栓レバーも覆っているのですが、こちらは壁付けのボタンでリモコン操作できるように工事をしたそうです。
こちらのトイレは、トップの板をくりぬいて手洗い部分を外に出す方法ですが、まるで造作の洗面ボウルを設置したかのような仕上がりに。壁付けのシェルフと合わせた木目調の天板に、トイレの壁に似せたシートでタンクを覆ってあるので、後付けで隠しているように見えませんね。
まとめ
タンクレス風トイレへのセルフリノベーションと、課題となる水栓レバーと手洗いボウルの対処方法について、事例を紹介してきました。ヒントは見つかったでしょうか。
今のトイレを変えたいなと感じているなら、タンクレス風トイレに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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